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＜美術鑑賞会＞

■紹介
私たち美術鑑賞会の略称は《GVC》です。会員の安部隆雄さんに名付けて
頂いたものでGallery Visiting Circleの略称です。
現在会員数は４０名（女性２０名、男性２０名）
毎月首都圏の美術館を巡って話題の特別企画展を鑑賞し、ティーブレイクでワイワイガヤガヤ関西弁を
楽しんでいる気楽なサークルです。
みなさんの体験参加は大歓迎です。お気軽に飛び込み
参加してください。

2月18日は美術鑑賞会の2月例会日でした。
東京国立博物館平成館で開催中の「仏教伝来の道　平山郁夫と文化財保護」を鑑賞。11人が集まりました。平山郁夫と言えば「仏教伝来」が画壇に登場する出世作として有名ですが、シルクロードを始め広範囲の文化遺産の保護に尽力した功績は誠に大きいと思います。
第1部文化財の保護と継承ー仏教伝来の道
第2部文化財保護活動の結実ー「大唐西域壁画」
第1部の序章で“平山郁夫　取材の軌跡”が紹介されていました。彼は150回以上の取材旅行では、必ずスケッチを重ね「文化財赤十字」活動へと発展させました。ギリシャ・ローマ/西アジア/中央アジア/インド/カンボジア/中国-西域/中国-敦煌/中国-西安・昆明/朝鮮/日本の10エリアでの活動が紹介されています。奥様の平山美知子さんが「平山の作品には詩があり、音楽があります。」と述べて居られたのが印象的でした。
第1部第1章「インド・パキスタン」マトウラー・ガンダーラ
仏像の源流地からは19世紀後半多くが国外へ流出。平山郁夫は美術館を建てて保護に努めます。
第2章「アフガニスタン」バーミヤン
文明の十字路アフガニスタン、仏教美術の大輪の花を咲かせましたが、2001年タリバン政権によりバーミヤン大石仏は爆破されてしまいます。内戦時の流出品が多数展示されていました。
第3章「中国」西域
遺蹟が危機的状況にあることを知らせ、研究、保存に手厚い支援を行いました。
第4章「中国」敦煌
シルクロードの要衝の地ですが、砂漠地帯で埋没の危険性にさらされています。
第5章「中国」西安・洛陽・大同
雲崗石窟（大同市西15k）は40窟5万体の仏像、龍門石窟（洛陽市南13k）と共に仏教東漸の重要中継地でした。
第6章「カンボジア」アンコールワット
クメール王朝の中心地。
平山郁夫は「アンコール遺蹟救済委員会」を発足させました。
各章の展示スペースには平山郁夫の作品が展示され、同時に各地域からの遺蹟品などが展示されています。
第2部は奈良薬師寺の門外不出の大作「大唐西域壁画」7場面が初めて東京で展示されました。2000年に完成しましたが、長安からナーランダへの7場面が描かれています。取材旅行100回、スケッチ4000点を超えています。西方浄土須弥山を描くため、ヒマラヤ山脈4000mまで登り、イメージを固めたと言われています。この壁画のための下絵やスケッチブックも展示されていましたが、スケッチのデッサン力の確かさを実感することが出来ました。

別件ですが嬉しいお知らせです。
2月16日開催の「KG-Tokyo懇親ボウリング大会」で、我が美術鑑賞会チームが優勝しました！
芳賀さん、松原さん、仙石さんの3人が出場し、17チームの中で栄えある優勝となりました。男子42人中6・7.12位と安定していたのが、大きなポイントでした。
また、個人女子の部で金子さんが8人の中でぶっちぎりの優勝を果たしました。チーム優勝の写真もご覧下さい。