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＜美術鑑賞会＞

■紹介
私たち美術鑑賞会の略称は《GVC》です。会員の安部隆雄さんに名付けて
頂いたものでGallery Visiting Circleの略称です。
現在会員数は36名（男性会員 18名、女性会員 18名)。
毎月首都圏の美術館を巡って話題の特別企画展を鑑賞し、ティーブレイクで
美術談義？を楽しんでいる気楽なサークルです。

○２月例会（第５２回）の報告

■　開催日時：２月２８日（金）　１３時３０分～１５時００分
■　美術展名：「唐招提寺展」
■　美術館名：東京国立博物館（上野公園）
■　参加者数：１４名（男性：７名、女性：７名）

唐招提寺金堂の平成大修理を記念して開催された特別展を見ました。それぞれが幾度か訪れた事のある唐招提寺ですが、今回の”金堂と御影堂の堂内再現”では現地で決して見ることの出来ない角度から細部まで拝観ができ満足と感動の連続でした。

・会場に入ると先ず目に入るのは木彫りの「勅額」。唐招提寺の四文字には何ともいえない温かさと優しさがありました。
・「金堂再現」のコーナーでは、正面の盧舎那仏坐像とその前方左右に立つ帝釈天と梵天の二像、それを取り囲む四天王立像が高天井の空間に配され自由に後方からも拝観できました。特に、大きな盧舎那仏の端正なお顔は意外で暫らく見とれてしまいました。
・「御影堂再現」コーナーでは、東山魁夷の全障壁画と厨子絵迄その全てが出品されており、昨年１月例会の「東山魁夷展」を思い出しながら巡りました。
・圧巻は「鑑真和上坐像」で、お顔にも法衣にもほんのりと色彩が残っていて、まるで生きておられるようで作者の和上への想い想いが伝わってくるようでした。

１５時の再集合場所近くで開催されていた「親と子のギャラリー」は大変勉強になりました。「仏像の４つの秘密」として仏像の種類と役割、仏像の材質、仏像の中身などが実物で解説されており、仏像の専門書よりも判り易く思わぬ収穫だったと会員の中で話題になっていました。このあと、時間の許すメンバーで西洋美術館内のレストラン”すいれん”に席を移してティータイムを楽しみました。

○３月例会（第５３回）の予告

■開催日時：２００５年３月１８日（金）　午後１３時３０分　国立西洋美術館入口付近に集合
■美術展：「ジョルジュ・ド・ラ・トゥール展」
■会場：国立西洋美術館（上野公園）
■一言ＰＲ：
１７世紀フランスの画家ジョルジュ・ド・ラ・トゥール（1593～1652年）は生涯に４００～５００の作品を描いた筈なのに現存しているのは４０～５０作品位と極端に少ない事で知られ、しばしばオランダの画家フェルメールと比較されます。
その画面は静けさに満ち、人物像は光と闇の対比の中に描かれて、”比類なき光の効果”で世界的な名声を獲得しています。
この数少ない真筆の中から３０数点が東京に顔を揃える、再び見ることの出来ないラ・トゥールの展覧会です。絶対に見ましょう！

◆これからの例会開催予定一覧