<美術鑑賞会>
■紹介私たち美術鑑賞会の略称は《GVC》です。会員の安部隆雄さんに名付けて頂いたものでGallery Visiting Circleの略称です。現在会員数は40名(女性20名、男性20名)毎月首都圏の美術館を巡って話題の特別企画展を鑑賞し、ティーブレイクでワイワイガヤガヤ関西弁を楽しんでいる気楽なサークルです。みなさんの体験参加は大歓迎です。お気軽に飛び込み参加してください。
8月例会は開港150周年に沸く横浜の横浜美術館でした。1989年に開催された横浜博覧会と同時に開館したこの美術館の開館20周年記念展として開催された「フランス絵画の19世紀-美をめぐる100年のドラマ」を鑑賞しました。19世紀のフランス絵画は、第1章アカデミスムの基盤-新古典主義の確立(ダヴィッドなど)、第2章アカデミムス第一世代とロマン主義の台頭(ドラクロアなど)、第3章アカデミムス第二世代とレアリズムの広がり(クールベなど)、第4章アカデミムス第三世代と印象派以後の展開(モネ、ルノワールなど)と推移していきます。しかし、実際はこうした新しい芸術運動の入れ替わりのみにより進行したのではなく、画壇の主流はアカデミムスの画家たちでした。アカデミスムと前衛は対立しつつ、互いに関係を持ち影響を与えていきました。2つの流れが互いに浸透しあい、反発しながら19世紀フランス絵画という芳醇な世界を織り上げていったのです。
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