<美術鑑賞会>
■紹介私たち美術鑑賞会の略称は《GVC》です。会員の安部隆雄さんに名付けて頂いたものでGallery Visiting Circleの略称です。現在会員数は40名(女性20名、男性20名)毎月首都圏の美術館を巡って話題の特別企画展を鑑賞し、ティーブレイクでワイワイガヤガヤ関西弁を楽しんでいる気楽なサークルです。みなさんの体験参加は大歓迎です。お気軽に飛び込み参加してください。
6月18日の例会は渋谷の"Bunkamura ザ・ミュージアム"へ行きました。参加は13名。「語りかける風景」(ストラスブール美術館所蔵)という展示会でした。ヨーロッパで風景が描かれるようになったのは、15世紀のイタリアであると言われています。最初は物語の単なる背景としてでしたが、その後1つのジャンルへと発展していったのは19世紀です。自然主義、写実主義の流れの中で、画家たちは飾らない風景そのものをテーマに描き、印象派のように光や大気まで描くようになっていきました。また、一方では、自らの心模様をそこに重ね合わせる画家も現れました。その風景は、画家の眼差しを通して初めて風景画となります。つまり、語りかけているのは実はその風景を選んだ画家であって、私たちはその画家が描いた作品に感動しているのですが、描かれたその風景は、私たちを遠い国への旅へと誘いつづけてくれるのです。本展はフランスとドイツの伝統が交わるフランス・アルザス地方の豊かな文化都市ストラスブールの美術館から厳選された約80点で構成されています。1・窓からの風景・・窓は室内に光を取り込むところとして認識されました。2・人物のいる風景・・17,18世紀、人物は小さく描かれました。自然と一体化して捉えたのはバルビゾン派などです。3・都市の風景・・18世紀の産業革命で都市も変貌していきます。やがてキュービスムの対象となっていきました。4・水辺の風景・・17世紀オランダの海景画が最初です。同一作者が同じ対象を描き続ける傾向が多いのが特徴です。5・田園の風景・・都市でもなく険しい自然でもない、人にとっては憧れであり、懐かしい思い出でもあります。バルビゾン派⇒写実主義⇒印象派へと発展していきました。6・木のある風景・・木は風景にアクセント、リズムを加えてくれます。
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