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＜美術鑑賞会＞

■紹介
私たち美術鑑賞会の略称は《GVC》です。会員の安部隆雄さんに名付けて
頂いたものでGallery Visiting Circleの略称です。
現在会員数は36名（男性会員 18名、女性会員 18名)。
毎月首都圏の美術館を巡って話題の特別企画展を鑑賞し、ティーブレイクで
美術談義？を楽しんでいる気楽なサークルです。

○７月例会（第５７回）の報告

■　開催日時：７月１５日（金）　１３時３０分～１６時頃迄
■　美術展名：「フイリップス・コレクション展　＜アートの教科書＞　」
　　　　　　　　主催：ＴＢＳビジョン、毎日新聞社
■　美術館名：森アーツセンターギャラリー（六本木ヒルズ森タワー５２階）
■　参加者数：１０名（男性：６名、女性：４名）

・昨年５月例会で「ニューヨーク近代美術館展」を見た森アーツセンターミュージアムを久々に
　訪ねました。平成１８（２００６）年度開館予定の国内最大展示スペースを誇る”国立新美術館”を
　眼下にした５２階です。
・世界有数の個人コレクションとして知られるだけに、会場内では何度も戻って見直す作品が沢山
　ありました。

　A．スペイン絵画・・・（１）エル・グレコ　「悔悛の聖ペテロ」
　　　　　　　　　　　　（２）ゴヤ　　　　　「悔悛の聖ペテロ」
　B．新古典主義・・・・（３）アングル　　　「水浴の女」
　C．写実主義・・・・・（４）ドーミエ　　　「蜂起」
　D．印象派・・・・・・（５）ドガ　　　　　「稽古する踊り子」
　　　　　　　　　　　　（６）モリゾ　　　　「二人の少女」
　　　　　　　　　　　　（７）ルノワール　　「舟遊びの昼食」
　E．後期印象派・・・・（８）ゴッホ　　　　「アルルの公園の入口」、「オーヴェールの家」
　　　　　　　　　　　　（９）セザンヌ　　　「ザクロと洋梨のあるショウガ壷」
　F．その他・・・・・・（１０）デュフィ　　「オペラ座」
　　　　　　　　　　　　（１１）ピカソ　　　「緑色の帽子をかぶった女」

　　他にも、シャルダン、ドラクロワ、コンスタンブル、コロー、クールベ、マネ、モネ、ゴーギャン、
　　シスレー、ロダン、ルドン、ボナール、ルソー、マティス、カンデンスキー等など・・・・
　　本展は文字通り”アートの教科書”でした。なかでも圧巻は、ルノワールの「舟遊びの昼食」。
　　想像外の大画面と明るい色彩に暫らくその場を動けませんでした。

・名画の鑑賞後の楽しみ”コーヒーブレイク”は、同じ５２階のミュージアムカフェ。窓外に青山霊園の緑、
　眼下に建築中の国立新美術館、遠く国会議事堂も望見できる最高の場所に”座”を占め、関西弁を
　撒き散らしてきました。

○８月例会（第５８回）の予告

■開催日時：８月１９日（金）　午後１３時３０分　（正面チケット売場前に集合）
■美術展：「ドレスデン国立美術館展」　ー世界の鏡ー　　　　
　　　　　　主催：日本経済新聞社　　
■会場：森アーツセンターギャラリー（六本木ヒルズ　森タワー５２階）
■一言ＰＲ：
　ドレスデンは、ドイツ東部のザクセン公国の首都だった都市で、西欧と東方世界を結ぶ文化交流の舞台で
　あった処。そこに在るドレスデン国立美術館は１２部門で構成されている複合美術館です。
　そのコレクションはヨーロッパでもトップクラスのクオリティを誇り、各部門から選ばれた２００点が
　展示されます。絵画ではフェルメールの「窓辺で手紙を読む女」やレンブラントの
　「ガニュメデスの誘拐」、ティツィアーノの「白いドレスの女性の肖像」、ロイスダールの
　「城山の前の滝」をはじめドイツ・ロマン主義のフリードリヒの作品も見ることが出来ます。
　ほかにも君主コレクションの科学機器やオスマン帝国の刀剣・武具、イタリア工房の水晶杯・貴石装飾箱、
　フランス宮廷文化を伝えるダイヤモンドの装身具、マイセン磁器など《日本におけるドイツ年》の
　メインイベントに相応しい内容です。