<美術鑑賞会>
■紹介私たち美術鑑賞会の略称は《GVC》です。会員の安部隆雄さんに名付けて頂いたものでGallery Visiting Circleの略称です。現在会員数は40名(女性20名、男性20名)毎月首都圏の美術館を巡って話題の特別企画展を鑑賞し、ティーブレイクでワイワイガヤガヤ関西弁を楽しんでいる気楽なサークルです。みなさんの体験参加は大歓迎です。お気軽に飛び込み参加してください。
10月の例会は、東京国立博物館で開催中の「大琳派展」を鑑賞しました。参加は14名でした。「尾形光琳生誕350周年記念 大琳派展 継承と変奏」でした。今年は光琳が生まれて350年、彼は斬新な装飾芸術を完成させ「琳派」という絵画、工芸の一派を大成させました。琳派を代表する本阿弥光悦、俵屋宗達、尾形光琳、尾形乾山、酒井抱一、鈴木基一の6人の作品を一挙公開する展示会です。琳派は狩野派のような世襲制ではなく、また直接の師弟関係に依らない断続した流派という特徴があります。先輩の作品を若い世代が写しながら、継承していく場面が見られます。その代表が「風神雷神図屏風」です。宗達が描き、光琳が模写し、更に光琳作品を抱一、基一が写しています。(10/28〜11/16まではこの4作品が同時展示されます。)光琳の「風神雷神図屏風」の裏側に抱一が「夏秋草図屏風」を描いていますが、光琳を意識して主題を変え表と対になるように描いています。後に基一は「夏秋渓流図屏風」で抱一の「夏秋草図屏風」を意識し、更にその変奏にトライしています。琳派は絵画だけの流派ではありません。書家として知られるだけではなく、アートディレクターとして蒔絵や茶碗など工芸の分野にも創作の場を広げていった光悦の活動が琳派芸術の幅の広さを示しています。
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