＜ウクレレを楽しむ会-KG レレ サウンズ便りー＞
♪♪ ウクレレ〜 弾こうよ〜 ワイキキの浜辺で〜〜〜♪♪「レレ・サウンズ」は、ワイキキならぬランバス・ホールで「ウクレレとコーラス」を楽しむ会です。《お知らせ》・「テレビ放映」：録画の模様は、前回の「レレ便り」でご報告しましたが、日取りが内定しました。是非ご覧ください。 ・テレビ局：ＴＭＸ−ＴＶ ０９２ｃｈ （０９１ｃｈではありません） ・放映日時：10月30日（日）０９：００〜・ミニ・コンサート 12月3日（土）１３：００から、麻布十番コージー・サークル「レレ・サウンズ」をお支えいただいた方々へのささやかなお礼と、1年間の活動・練習の総決算です。（詳細は活動予定欄のイラストをご覧ください）
《今日の練習》 ・１２月３日の「ミニ・コンサート」の打合せ。 （演奏曲目、演奏者などを決めました） ・演奏曲目を全員で練習。
《フラの変遷》数千年前、東南アジアから、トンガやサモアまたタヒチなどポリネシアの島々に人々が筏船に乗ってやってきました。ハワイ諸島に渡ってきたのは、今から１３００年ほど前のことだと考えられています。彼らは星や風を巧みに利用して、何千キロ・何百キロも離れた互いの島を行き来していました。 フラの文化は、こうしてイプなどの楽器とともにハワイの島々にもたらされたのでしょう。（だからでしょうね、タヒチなどポリネシア地域の言葉や踊りは、みんなよく似ていますね）フラについての古い記録は、ハワイの人々が文字を持っていなかったため、残念ながら残っていませんが、1778年1月、始めてハワイ諸島へ流れ着いたクック船長の一行を、原住民がフラで歓迎したことが一行の手で記されています。フラの厳粛で力強い美しさに、ハワイ諸島を訪れるようになった欧米の人々がすっかり魅了された様子が、彼らの手記からも窺えます。しかし、1819年にハワイを統一したカメハメハ１世がなくなると、白人は現地人への干渉を一層深めました。アメリカから来たキリスト教の宣教師は、ハワイ語の使用を禁止し、さらに、肌をさらして踊るフラを「淫らなもの」として敵視したため、フラは衰退していきました。フラは、カラカウア王の時代に一時復活を見せましたが、１８９８年にハワイがアメリカに併合され、アメリカによる支配が進むにつれ、再び衰えていきました。20世紀に入り、敬虔な雰囲気を持ったフラが、悩ましい「フラ・ダンス」に姿を変えて観光客の前に登場してきたことは、前回の「ミニ講座」（バック・ナンバー８月２０日付）で触れたとおりです。フラとは、「スチール・ギターやウクレレに乗せて、肌もあらわな美女が腰を振りふり踊るセクシーなダンスだ」というイメージを観光客や外国人に植え付けてしまいました。（日本では、いまでもこの「フラ・ダンス」がフラだと思っている人も多いかもしれません）１９６０年代、アメリカで人種差別に抗議する黒人による公民権運動が力を増してきましてくると、ハワイでも、この動きに刺激を受けたネイティヴ・ハワイアンの間で、自分たちの権利復興を目指す運動が盛り上がりを見せるようになりました。 ハワイ古来の文化再生が叫ばれ、フラでは、古式にのっとった「カヒコ」が見直されるようになったのです。折も折、１９６０年４月１日、大津波がハワイ島のヒロを襲い、死者６１人、3,500軒を超える家屋が損壊するという大惨事を惹き起しました。「がんばろー・東北！」ならぬ「がんばろー・ヒロ！」。復興をかけてヒロの人々は立ち上がりました。災害に負けずに元気を出そうと、陽気な事が大好きだったカラカウア王を偲ぶお祭りが企画されました。１９６４年４月、第１回のフェスティバルがカラカウアの愛称、The Merrie Monarch（陽気な王様）に因んで「メリー・モナーク・フェスティバル」と名付けられ、ヒロで開催されました。このフェスティバルが、厳粛な古式フラを復活させ、さらに工夫を凝らした新しいスタイルのフラを誕生させるきっかけになるのですが、この話は稿を改めることとします。以上『ハワイ（アン）ミニ雑学講座その５フラの話その２』でした。ALOHA！
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