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＜　俳句の会「朋月会」＞

６月句会の報告
　
　今月は、高濱朋子先生と１６人の会員（ほかに一人欠席投句）により東京支部にて句会を行いました。

１．日時：６月２５日（月）１５：００～１７：００　２．場所：東京支部ランバスほーる
３．投句：６句
４．兼題：夏木立、梅雨、蜘蛛　席題:高

４．朋子先生の御句
　　　蜘蛛の囲を破り破りて秘密基地
　　　蜘蛛の囲を作品とせし雨雫
　　　つと視野に舞ひ来て消えし梅雨の蝶
　　　夏木立宙（そら）を狭めて日を零（こぼ）す
　　　憂きことを一日のばし梅雨の日々
　　　高々と釣り上げし竿小さき鮎

５．朋子先生選
　　最優秀句
　　　気にかかる蜘蛛の行方や旅の宿（よしこ）
　　　高々と日傘まわして友来たる（まさえ）
　　優秀句
　　　蜘蛛の囲に耀ふ昨夜（よべ）の雨雫（まさえ）
　　　高札に熊に注意と避暑の森（よしかず）
　　　一撃を闇に潜めて女郎蜘蛛（数尾）
　　　日輪に網をかけをり天の蜘蛛（健二）
　　　梅雨深し高層ビルの昇降機（きしょう）
　　　夏木立抜けて白亜の美術館（まこと）
　　　大蜘蛛の居城となりし納戸かな（まこと）
　　　鎌倉の海なぎわたり梅雨夕焼（まさえ）

６．来月の句会：
　　　７月２５日（月）１５：００～１７：００　
　　　東京支部会議室　６句投句（兼題:５句、席題１句）
　　　兼題：日盛り、とまと、落し文
　　　席題:当日決定（１４：３０）　　　　　　　
　　　
７．フェスタでの展示
　　先生の色紙、会員の短冊を展示の予定

８．秋の吟行：１０月１７，１８日東北方面（一関、中尊寺）で決定

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上