五十嵐吉彦先生(S38年経卒)のご指導の下、新たに従来スケッチ会の生徒であった佐藤久美子准講師も加わり、充実した講師陣の下、鉛筆やペンの線と紙の白さを生かした、透明水彩の爽やかな水彩スケッチを目指しています。油彩や日本画に比べて、短時間で、場所をとらず、鉛筆、筆、スケッチブック(F4)透明水彩絵具で手軽に楽しめ、しかも奥が深いものです。気候の良い時は、都内・近郊のお洒落な公園、寺社境内や水辺での風景スケッチ。冬場や雨天は主に丸の内キャンバスで花や果物等の静物スケッチを楽しみます。2時間程度で描き、その後先生からの、次作への反省と励みとなる暖かな講評を受けます。 サークルメンバー全員のスケッチ研鑽のため、毎年3月に作品発表の場として展覧会を開き、1年間に描いた作品から全員が出品することになっています。

 

毎月第二土曜日(原則) 10:00 ~ ―― 土曜会 

毎月第二月曜日(原則) 13:30 ~ ―― 月曜会 

 

 

■ 4月(第164回)例会

 

[土曜会]

開催日時  4月11日(土)10:00~

場所    KG東京支部ランバスホール

出席者   10名

 

◆ 生憎の雨模様のため、ランバスホールで静物をスケッチしました。

ワイン、グラス、チーズ、バナナ、イチゴ等のグループとコーヒーメーカー、カップ、パン、チーズ、等のグループに分かれて描きました。

 

 講評会におきましては

①    静物をスケッチする場合は、構図、構成、色のトーンを考えて描く。

②    イチゴ、バナナ等は柔らかいタッチで描く。鉛筆でもよい。

③    ビン、グラス等硬いものは、しっかりしたタッチで描く。

④    色々なものを組み合わせて描く時は色の濃度の幅を大きくとる。

⑤    イチゴは赤だけでなく、下地に黄色を使う。

⑥    パンの焦げた部分は同じセピア系でもバーントシェンナーを使って差をだす。

等の講評を頂きました。    中村 勉

 

 

 

 

  [月曜会]

開催日時   4月13日(月)13:30~

場所     KG東京支部ランバスホール

出席者    14名

 

◆  今年度最初のスケッチ会でしたが、降水確率80%の雨が降り、あきらめてランバスに集まりました。

画材当番が用意して頂いた明るい黄色バラ、赤いガーベラの花瓶、淡いブルーと黄色のデルフィニューム、ピンクのカンパニュラ(釣鐘草?)の花瓶、それぞれ真剣に、見詰めながらのスケッチが進みました。

 

講評会では、

①   お花等の静物を描く場合も、構図を考える事が大切。色々の花の、自分はどの花を中心に描くのか。

どれにポイントを充てるのか。その当たりを考えて描く事。

②   1つの花瓶に生けた花であっても、遠近があり、薄い黄色や、ピンクの花の陰には、ブルー系統の陰の色は色が汚くなるので、控えて、同色の色を濃くして陰影をつけた方がよい。

③   葉っぱにも、凹凸があり、葉の表側と裏側、光を受けている側と、裏側を描き分ける事で、立体感が出る。

④   色がはっきりしているので、あまりバックにこらない方が、主体が引き立つ。

等の講評を頂きました。     増池 正博

 

 

 

 

 

 

 今後の活動

5月例会 (土曜会)  日時  5月9日(土) 10:00~   場所  トイスラー館 聖路加国際病院

    (月曜会)  日時  5月11日(月) 13:30~   場所  トリトンスクェア 朝潮運河沿い