1/16実施した1月例会は横浜美術館で開催中の「ホイッスラー展」鑑賞でした。15人が参加でした。アメリカ生まれのホイッスラーの活動はパリ、ロンドンなどヨーロッパ中心でした。写実主義から出発した彼の芸術は、唯美主義を主導するようになりました。1860年代後半以降は作品のタイトルに、“シンフォニー”・“ノクターン”などの音楽用語が登場します。後に彼はジャポニズムの画家として知られることになります。伝統的な遠近法に拘らない構図や抑えた色彩のグラデーションを特徴とする画法からは、日本の美は単なる異国趣味ではなくホイッスラー芸術を確立させる重要な要素となっていったのであります。
展示会は「人物画」「風景画」「ジャポニズム」の3部構成で、彼に大きな影響を与えた浮世絵も展示され興味深い展示となっていました。
その後横浜中華街で新年会、本年度の鑑賞スケジュールを全員で決定しました。
写真は横浜美術館でのスナップ・新年会でスケジュールを検討・全員記念写真です。