五十嵐吉彦先生(S38年経卒)のご指導の下、新たに従来スケッチ会の生徒であった佐藤久美子准講師も加わり、充実した講師陣の下、鉛筆やペンの線と紙の白さを生かした、透明水彩の爽やかな水彩スケッチを目指しています。油彩や日本画に比べて、短時間で、場所をとらず、鉛筆、筆、スケッチブック(F4)透明水彩絵具で手軽に楽しめ、しかも奥が深いものです。気候の良い時は、都内・近郊のお洒落な公園、寺社境内や水辺での風景スケッチ。冬場や雨天は主に丸の内キャンパスで花や果物等の静物スケッチを楽しみます。2時間程度で描き、その後先生からの、次作への反省と励みとなる暖かな講評を受けます。
サークルメンバー全員のスケッチ研鑽のため、毎年3月に作品発表の場として展覧会を開き、1年間に描いた作品から全員が出品することになっています。 増池 正博
毎月第二土曜日(原則)10:00~_____土曜会
毎月第二月曜日(原則)13:30~_____月曜会
■12月(第160回)例会
[土曜会]
開催日時 11月29日(土)10:00~
出席者 8名
◆ 紅葉の美しい砧公園でスケッチしました。当日の降水確率は40%でしたが、朝方は陽も差し快適でしたが、後半は本格的な雨となり東屋に避難して描きました。
◆ 講評会におきましては
① 後ろを暗くして黄葉を浮き出させる。
② 紅葉は濡らしニジミ、ボカシが効果的である。
③ 木は暗くハッキリと、枝ぶりを描いて、それに沿って葉をつける。
④ 枝ぶりはペンの柔らかいタッチで描く。
⑤ 明るい部分と暗い部分を作って絵にメリハリをつける。
等の講評を頂きました。 中村 勉
[月曜会]
場所 上野 不忍池
出席者 12名
◆ 本年最後のKGスケッチの講座は上野公園・不忍池で弁天堂と前に広がる冬枯れのハス池を描きました。
お天気は良かったものの、さすがに師走、日陰は寒く、スケッチに没頭していると体が冷えてきました。
難物は、枯れた茎に覆われたハス池の表現。
弁天堂を主役にハス池をさらりと描く人、ピンピンと立ち上がるハスに工夫を凝らして面白く表現する人、、、、
思い思いに冬の水辺の風景にチャレンジしました。
◆ 講評会では次のような講評を頂きました。
● ブッシュのようなハスの茎の表現については、ペンを生かして強弱をつける。
固い茎など勢いのある表現にはペンの強い線は効果的。
長いものや短いもの、形も折れ曲がったりと、変化をつけるとよい。
彩色についても、茎と茎の間に白を残し、光を感じさせる。
描く場所によるが、ハスの枯れた葉をいれても面白い。
● 弁天堂の足元の緑を濃くして、池との境目をはっきりとし、引き締める。
● 背後の木々のこんもりとした形はペンを強くしないでやわらかく表現する。
木々のそれぞれのかたまりの間を光らせる(白を残す)とかたまり毎の表現ができる。
(基本的な事として)
● ペンの線、彩色ともに、ラフにするところときっちりするところを考え、メリハリをつける。
● 白地を生かして光を感じさせるところを作る。
等々でした。
講座が終わるころには気温も低くなり、絵の具が乾きにくくなってきました。
なかなか思うようには描けませんが、いつも、次はバッチリ!と期待に胸を膨らませて・・・。
来年も苦しみながら(?)楽しくみんなで描きましょう。 藤井 初子
■今後の活動
1月例会(土曜会)
日時 1月10日(土)10:00~
場所 KGランバス 花を描く
1月例会(月曜会)
日時 1月26日(月)13:30~
場所 KGランバス 花を描く