11月の例会は東京国立博物館で開催中の日本国宝展でした。11人が参加し21日に鑑賞しました。
“祈り、信じる力”をサブタイトルに冠した展示会でしたが、展示品全てが国宝という豪華版でした。中には期間限定の展示品もありましたが、話題の「金印」を見ることも出来ラッキーでした。4つしかない国宝指定の土偶が全部展示されたのは私たちが鑑賞した21日が初日だったのも幸運でした。
主催者HPからの抜粋を下記します。
第1章仏を信じる。 6世紀百済国の聖明王より仏像、経典、仏具が朝廷に贈られ仏教が正式に伝来。6世紀末日本初の仏教寺院法興寺(飛鳥寺)が創建され、7世紀初め聖徳太子により四天王寺、法隆寺が開かれ、続く奈良時代、南都七大寺など大寺院が成立。中国唐の仏教文化の積極的受容、仏教に関わる造形が発展した。9世紀平安時代、密教が、11世紀以降極楽浄土への往生や阿弥陀如来の救いを説く浄土教信仰が盛んとなり、造形も優美、装飾的となった。
第2章 神を信じる。 仏教伝来以前から、山、川、など万物に霊性を見出し、畏れ敬うとともに、ささげものをし、「まつり」を行った。
第3章 文学、記録にみる信仰。 仏や神への信仰が直接的に語られ、或いは背後に垣間見える。
第4章 多様化する信仰と美。 鎌倉、江戸時代 中国との交流が再び活発化。宋、元の仏画、禅宗、水墨画、高僧伝絵など。
第5章 仏のすがた。6世紀半ば 百済聖明王より仏像経典が贈られ、仏教公伝。
写真は会場正面の大型ポスターと善財童子立像