五十嵐吉彦先生(S38年経卒)のご指導の下、新たに従来スケッチ会の生徒であった佐藤久美子准講師も加わり、充実した講師陣の下、鉛筆やペンの線と紙の白さを生かした、透明水彩の爽やかな水彩スケッチを目指しています。油彩や日本画に比べて、短時間で、場所をとらず、鉛筆、筆、スケッチブック(F4)透明水彩絵具で手軽に楽しめ、しかも奥が深いものです。気候の良い時は、都内・近郊のお洒落な公園、寺社境内や水辺での風景スケッチ。冬場や雨天は主に丸の内キャンパスで花や果物などの静物スケッチを楽しみます。2時間程度で描き、その後先生からの、自作への反省と励みとなる暖かな講評を受けます。
サークルメンバー全員のスケッチ研鑽のため、毎年3月に作品発表の場として展覧会を開き、1年間に描いた作品から全員が出品することになっています。 増池 正博
毎月第二土曜日(原則) 10:00 ~ ____ 土曜会
毎月第二月曜日(原則) 13:30 ~ ____ 月曜会
■11月(第159回) 例会
[月曜会]
開催日時 11月10日(月) 13:30~
場所 ぷかり桟橋
◆心配していたお天気も気持ちよく晴れ、ぷかり桟橋にてスケッチを致しました。
ぷかり桟橋は以前にもスケッチに行きましたが、今回は少し離れた万葉倶楽部裏手からのぷかり桟橋に挑戦しました。
11月ということでスケッチが出来上がるころには風も冷たくなってきましたが、皆、頑張って仕上げました。
◆講評会では
● 座る位置により目線の位置が変わりそれによって屋根軒下の形が変わることに注意。海の場合、目線はほぼ水平線と同じとなります。高い位置に座り見下ろす(軒下が目線=水平線の下にくる)と軒下の形は「逆への字」、また低い位置から見上げる(軒下が目線=水平線の上にくる)と軒下の形は「への字」になる。
● 遠景ということで空や海が広くなったりするが、空を広くとった構図の場合は、色の付け方にも変化を持たせイエローなどを効果的に使うとよい。海についても、前の方を濃く徐々に薄くする場合、前を薄くしていく場合があるが、全体のバランスから考えるとよい。海を塗りこんだ場合は空は薄めにさわやかに、逆に白い部分が多くなった場合は空に変化を持たせるとよい。海の映り込みも効果的。
● 主役を明確にする工夫として、ペンでしっかり描く、色ではっきり表現する等。建物内部の影を強めにして明るい部分と差をつける。セピアやプルシャンブルーなどを効果的に使う。また建物群などはシルエット的に処理する。
等々のお話がありました。 藤井 初子
[土曜会]
開催日時 11月22日(土) 10:00~
出席者 10名
◆ 万国橋周辺は横浜でも有数のスケッチポイントで、天候は晴天、桜、銀杏の紅葉は美しく水への映り込みも最高のスケッチ日和でした。
万国橋を中心に描く方、反対のみなとみらい地区を描く方等思い思いのポイントで描きました。
◆講評会では
● 光と影がハッキリしているので、光っているビルの後ろの空は少し濃いめの塗りビルを浮き出せる、映り込みもハッキリ描く。
● 鉛筆だけのデッサンの場合は全体が柔らかく形のメリハリが付かないので色のメリハリを付ける。
● 構造物はペンでしっかり、その他は透明水彩の特徴を活かして柔らかく塗る。
● 主役と脇役を分ける。
等の講評を頂きました。 中村 勉
■ 今後の活動
12月例会 (土曜会)
日時 11月29日(土)10:00~ 日にちを間違えないように。
場所 砧公園
12月例会 (月曜会)
日時 12月8日(月) 13:30~
場所 上野 不忍池