五十嵐吉彦先生(S38年経卒)のご指導の下、新たに従来スケッチ会の生徒であった佐藤久美子准講師も加わり、充実した講師陣の下、鉛筆やペンの線と紙の白さを生かした、透明水彩の爽やかな水彩スケッチを目指しています。油彩や日本画に比べて、短時間で、場所をとらず、鉛筆、筆、スケッチブック(F4)透明水彩絵具で手軽に楽しめ、しかも奥が深いものです。気候の良い時は、都内・近郊のお洒落な公園、寺社境内や水辺での風景スケッチ。冬場や雨天は主に丸の内キャンバスで花や果物等の静物スケッチを楽しみます。2時間程度で描き、その後先生からの、次作への反省と励みとなる暖かな講評を受けます。
サークルメンバー全員のスケッチ研鑽のため、毎年3月に作品発表の場として展覧会を開き、1年間に描いた作品から全員が出品することになっています。
毎月第二土曜日(原則) 10:00 ~ ―― 土曜会
毎月第二月曜日(原則) 13:30 ~ ―― 月曜会
■9月(第157回)例会
〔月曜会〕
開催日時 9月8日(月) 13:30~
場所 池上 本門寺 五重塔周辺
出席者 15名
◆朝から今にも降りそうな曇り空、予報の降水確率が午後も30%というのを頼りに、予定通り池上本門寺のでスケッチを実施しました。皆さんに予定通り実施のメールを送信後、雨が降り出し、心配しましたが、幸いにもスケッチ中は降らず、照りつけず、もっぱら蚊に気をつけて、五重塔を見上げながらスケッチをしました。
◆講評会では、
-
五重塔は普通の左右に消失点の2点透視図でなく、3点透視図で消失点を目線、九輪のずっと上にも置いて、各層の軒の線は左右の消失点に集束されるが、上下各層の軒の角は天頂の消失点に集束する。
-
塔の高さと太さのバランスが大切。各層のお堂の角の外側にある欄干をはっきり描く事で、塔がある程度の太さのある安定感を出せる。
-
各層屋根の端を少し跳ね上げるようにして、独特の屋根の曲線を出すと、お寺の建物らしい雰囲気が出る。
-
五重塔が角を跳ね上げた、シャープな構造だけに、周りの木立の柔らかさを、少し水の多い筆で描くことで、
バランスがとれる。
等の講評を頂きました。
〔土曜会〕
開催日時 9月13日(土) 10:00~
場所 佃島船溜まり
出席者 11名
◆ スケッチポイントで有名な佃島の佃小橋付近の船溜まりの周辺の思い思いの場所でスケッチをしました。
◆ 講評会では
① 舟と運河、住吉神社、赤い小橋等対象物が沢山あるので、絞り込んで、如何に絵を構成するかを考える。
② 船溜まりに乱立するポールはペンの太さを変えシャープに描く。
③ 主役の舟の影はハッキリ入れる。
④ 水面は横タッチでベッタリと塗らない。
⑤ 舟の白いブリジッを浮き出させるため、周りを濃くする。
等の講評を頂きました。
■今後の活動
10月例会 (土曜会)
日時 10月11日(土)10:00~
場所 上野国立博物館内 表敬館
10月例会 (月曜会)
日時 10月27日(月)13:30~
場所 迎賓館前付近