五十嵐吉彦先生(S38年経卒)のご指導の下、新たに従来スケッチ会の生徒であった佐藤久美子准講師も加わり、充実した講師陣の下、鉛筆やペンの線と紙の白さを生かした、透明水彩の爽やかな水彩スケッチを目指しています。油彩や日本画に比べて、短時間で、場所をとらず、鉛筆、筆、スケッチブック(F4)透明水彩絵具で手軽に楽しめ、しかも奥が深いものです。気候の良い時は、都内・近郊のお洒落な公園、寺社境内や水辺での風景スケッチ。冬場や雨天は主に丸の内キャンバスで花や果物等の静物スケッチを楽しみます。2時間程度で描き、その後先生からの、次作への反省と励みとなる暖かな講評を受けます。
サークルメンバー全員のスケッチ研鑽のため、毎年3月に作品発表の場として展覧会を開き、1年間に描いた作品から全員が出品することになっています。


毎月第二土曜日(原則) 1000 ~ ―― 土曜会 
毎月第二月曜日(原則) 1330 ~ ―― 月曜会 

 

8月(第156回)例会

〔土曜会〕

開催日時 8月23日(土) 10:00~

場所    板橋区 浮間公園

出席者   12

 

浮間公園の風車を中心に水辺の風景を描きましたが、前日までの猛暑と違い多少は凌ぎ易い天候でした。

◆講評会では

遠景部分のペンは軽いタッチで描き、近景とのタッチと差をつける。

   遠近法では遠方の色を淡くするのが一般的であるが、大きなタッチで暗くする方法もある。

   どこか光っている所を探して、そこは白く抜く。

   映りこみは縦のタッチを入れると映りの感じがでる。

   木と木の間、木の後ろに濃いグリーンをいれて木を浮き出させる。

等の講評を頂きました。

 

 

〔月曜会〕

開催日時 8月25日(月) 13:30~

場所    横浜 赤レンガ倉庫

出席者   6名

 

朝から雨もぱらつく、曇りがちの天候、午後からは曇りがちながら、薄日もさし、横浜の赤レンガ倉庫の南側、大桟橋を望む広場の木々の陰にスケッチポイントを求め、海風も吹いて、気持のよいスケッチ日となりました。

 ◆講評会では

①赤レンガ倉庫は、ティッシュペーパーの箱を二つ並べたような形に、屋根を付けたと考えれば、きれいな2点集中透視図法の典型的な形。目線を1階床辺りにとると、それより上は「へ」の字、下は逆「へ」の字になり、その「へ」の字のずーっと先を目線の上に置けば、それが消失点。

②全体として、シャープな線でしっかり描けるので、周囲の芝生や、木々のラフな所を生かして、バランスをとる。

③レンガ壁の明暗、特に影の部分は、レンガ固有色と影色を紙の上で混色すると汚くなるので、注意が必要、影をレンガ固有色で濃くつけるか、よく乾いたレンガ壁部分に、影色をさっとかける。レンガ壁の光を受けている部分は、所々に白い部分を残すのも良い。

④近くの窓や手すりは、きっちりと、遠くの窓等はアバウトに。

 

等の講評を頂きました。

 

■今後の活動

9月例会 (月曜会) 

   日時 9月8日(月)1330~  

   場所 大田区 池上本門寺 五重塔周辺     

9月例会 (土曜会) 

   日時 9月13日(土)1000~  

   場所 中央区 佃島船溜まり