五十嵐吉彦先生(S38年経卒)のご指導の下、新たに従来スケッチ会の生徒であった佐藤久美子准講師も加わり、充実した講師陣の下、鉛筆やペンの線と紙の白さを生かした、透明水彩の爽やかな水彩スケッチを目指しています。油彩や日本画に比べて、短時間で、場所をとらず、鉛筆、筆、スケッチブック(F4)透明水彩絵具で手軽に楽しめ、しかも奥が深いものです。気候の良い時は、都内・近郊のお洒落な公園、寺社境内や水辺での風景スケッチ。冬場や雨天は主に丸の内キャンバスで花や果物等の静物スケッチを楽しみます。2時間程度で描き、その後先生からの、次作への反省と励みとなる暖かな講評を受けます。
サークルメンバー全員のスケッチ研鑽のため、毎年3月に作品発表の場として展覧会を開き、1年間に描いた作品から全員が出品することになっています。


毎月第二土曜日(原則) 1000 ~ ―― 土曜会 
毎月第二月曜日(原則) 1330 ~ ―― 月曜会 

 

7月(第155回)例会

〔土曜会〕

開催日時 7月12日(土) 10:00~

場所    三鷹 山本有三記念館

出席者   10

 

山本有三記念館でスケッチしましたが、複雑な建物の構造と蚊の襲撃に苦労しながら、正面からや、側面から描きました。 

  • 講評会では

   複雑な構造の建物であるが、四角の組み合わせに三角を加えると考えて構造を捉える。

② 窓の中、軒下、側面に影を入れる。

③ 建物の影はあまり濃くしないか、固有色を濃くする。

   主役の建物を引き出させる為周りの緑を濃くして浮き出させる。

 

等の講評を頂きました。

 

 

〔月曜会〕

開催日時 7月14日(月) 13:30~

場所    横浜 山手 ベーリックホール

出席者   17名

 

◆ 横浜山手の洋館ベーリックホールは大きな堂々とした2階建ての豪邸で、大きな芝生の一番外に立っても、首を振らないと建物全体が視野に収まらないほどです。その芝生の後ろは、茂った樹木が取り囲み心地よい木陰を提供してくれました

  • 講評会では

  1. 建物は2点透視図法の典型的な形で、玄関の横に長い屋根、2階の軒等を消失点に向けて、そろえることで形をとる。

  2. 建物は固い線で、周りの樹木は柔らかく、庭の芝生は、水を多く含んで、大きなタッチでなめらかに描く。

  3. 外壁はイエローオーカーか、黄色系統なので、あまりプルッシャンブルー系統の影色をのせると色が汚くなりやすい。セピア系統か、ウルトラマリーンで影を入れる。

  4. 建物全体が、明るくほとんど白に近いので、窓の中、周囲の緑の影のところを、思い切り強く描く事で絵を引き締めるとよい。

等の講評を頂きました。

 

■今後の活動

8月例会 (土曜会) 

   日時 8月23日(土)1000~  

   場所 荒川沿い 浮間公園    

8月例会 (月曜会) 

   日時 8月25日(月)1330~  

   場所 横浜 赤レンガ倉庫