川柳サロン令和5年3月例会 お題「輪」3句+雑詠1句
3月14日(火) 銀座オフィスで開催。出席 会員8名 投句のみ2名
今月のお題「輪」
津田先生の評価+会員よりの得点数
◎+6点 飲めぬのに話し上手が輪を仕切る(勝次)(今回の最高点)
◎+6点 戦争を長引かせるか支援の輪(純逸)(今回の最高点)
○+4点 左手の指輪ホントは虫退治(達夫)
○+4点 盆踊り見よう見まねで輪に入る(敬三)
○+3点 年輪を重ねて分かる親の愛(治郎)
○+2点 クローバーの香につつまれて花輪編む(淑子)
○+2点 不人気に二世お粗末輪をかける(たけお)
○+1点 紫煙の輪ねだって父の膝の上(惠子)
○+1点 知恵の輪をはずした孫の得意顔(敬三)
○+0点 税金に消えゆように紫煙の輪(純逸)
今月の学習
1.MRI輪切りの脳で知る認知(勝次)、、、「輪切りの脳」の見附は良いが「認知」はきつい。→「MRI輪切りで母の脳調べ」
2.指で合図できた形で笑みこぼる(淑子)、、、「指で合図」ならVサインもある。「こぼる」は「こぼれ」にする。→「OKの指の合図に笑みこぼれ」
3.営利主義五輪を汚す金メッキ(勝弘)、、、「営利」は汚職とは異なり悪い意味ではない。
4.税金に消えゆくように紫煙の輪(純逸)、、、「に」の重なりを避ける。→「税金に消えて行くよう紫煙の輪」
5.プーチンがウォッカ飲み過ぎたが外れ (勝弘)、、、「が」が報告的。→「ウォッカ飲み過ぎてプーチンたが外し」
6.お金の輪足してとうとう六輪か(純逸)、、、上5は「金の輪を」にする。→「金の輪を足してとうとう六輪か」
7.五色を金に塗り替え五輪去って行く(達夫)、、、饒舌すぎる。→「もう誰も見たくなくなる五金の輪」
8.カレー煮るちく輪を入れて明日の分(睦夫)、、、→「明日の分へちく輪を足してカレー煮る」
9.合コンのもてぬを指輪のせいにする(英治)、、、中8。合コンに左の指輪で?→「合コンにもてぬ指輪のせいだろう」
津田暹先生の例句
1.年輪の辛苦は知らぬラワン材
2.メビウスの輪に書いてあるマニフェスト
雑詠
津田先生の評+会員よりの得点数
◎+7点 とりあえず様子見ながら顎マスク(勝弘)(今回の最高点)
◎+2点 なめたらアカン醤油びんよりアメ舐めて(たけお)
○+4点 白酒は物足りないな婆の春(惠子)
○+3点 春節に規制はないと帰省増え(純逸)
今月の学習
・三年ぶり三年ぶりでと浮かれ飲み(達夫)、、、中8。→「三年ぶり三年ぶりと羽目外し」
次回のお題「囲む」(締め切りは3月31日です)
4月11日(火)銀座オフィスで開催の予定です。 現在例会は毎月第2火曜日13時30分から16時です。
入会者募集中!
川柳に興味をお持ちの方 是非見学にお越しください。
投句のみのネット会員も募集しています。
ご見学・ご入会等のお問い合わせは、同窓会東京支部( kg_tokyo_soumu@yahoo.co.jp )にお問い合わせください。
指導は著名な津田暹(すすむ)先生。 全日本川柳協会元理事、雑誌「川柳研究」元編集長及び発行人。
現在世話役 石田達夫(s45)
メンバー 男8名、女性2名