川柳サロン令和5年2月例会 お題「扉」3句+雑詠1句
2月14日(火) 銀座オフィスで開催。出席 会員8名 投句のみ2名
例会のスタートに当たって、津田暹先生より令和4年度年度賞の発表がありました。
正賞 空の青雲の白さが引き立てる(淑子)
準賞 神様に救い求めて破産する(勝弘)
準賞 山際の秋のお寺に枯れ葉舞う(たけお)
3名の方お目出度うございます。
今月のお題「扉」
津田先生の評価+会員よりの得点数
◎+6点 裏口の扉のキーは顔と金(達夫)(今回の最高点)
◎+1点 合格が春の扉を開け放つ(敬三)
○+5点 ips不治の病に扉開け(勝次)
○+4点 懐メロが昭和の扉ノックする(敬三)
○+2点 ピラミッド隠し扉のミステリー(勝次)
○+2点 DNA迷宮の戸をこじ開ける(勝弘)
○+0点 開け放ちノックは無用社長室 (勝弘)
今月の学習
1.アレソレじゃ記憶の扉ひらかない(敬三)、、、「じゃ」はどうか?→「アレソレと記憶の扉ひらかない」
2.ドアガチャン怒って出ても帰る場所(たけお)、、、「怒って」は不要。→「ドアガチャン今度も多分プチ家出」
3.戸が開き走り目指すは福男(純逸)、、、→「開門へ激走目指す福男」
4.ロックダウンの扉開けばフルコロナ(純逸)、、、→「ゼロコロナの扉開けばフルコロナ」
5.ロックした扉を開ける白い紙 (達夫)、、、→「ロックした扉をこじ開ける白紙」
6.レオパルトドイツ関所を突き崩す(たけお)、、、中7が苦しい。→「難題のドイツを崩すレオパルト」
7.本開く未知の世界がお待ちかね(淑子)、、、「扉」感が薄い。→「本開く未知の世界が目の前に」
8.和平への道はぬかるみ出口なし(治郎)、、、「扉」感が薄い。→「和平への扉プーチン鍵を掛け」
9.相続で金庫開けたが中は空(治郎)、、、→「代々の金庫開けたが中は空」
10.扉絵に夢くすぐられ手に取る書(惠子)、、、「扉絵」は本の見返しにある。手に取って開かないと見えない。
11.オレオレに扉役目の合い言葉(勝次)、、、中7が苦しい。→「オレオレに扉の役の合い言葉 」
12.ドア開けて飛ばされ老いの春の風(睦夫)、、、→「ドア開けて飛ばされそうに春の風」
13.番号を忘れドア前家族待つ(たけお)、、、、中7が苦しい。→「番号忘れ扉の前で家族待ち」
雑詠
津田先生の評+会員よりの得点数
◎+8点 溶け始め妻に似てきた雪だるま(敬三)(今回の最高点)
○+4点 防疫せず中国コロナ輸出する(純逸)
○+3点 朝の山夜の谷越え幕入りへ(たけお)
今月の学習
1.初売りに心浮かれて無駄遣い(治郎)、、、報告的。→「初売りにカード浮かれて無駄遣い」
2.サラサラを飲んで元気を取り戻す(淑子)、、、→「サラサラを飲んで多少の無理も出来」
3.鳥インフル何処かに消える千万羽(達夫)、、→「インフルが生き埋めにする千万羽」
4.卒業迎えマスク授業で知らぬ顔(勝次)、、、「顔知らぬまま卒業をさすマスク」
次回のお題「輪」(締め切りは3月3日です)
3月14日(火)銀座オフィスで開催の予定です。 現在例会は毎月第2火曜日13時30分から16時です。
入会者募集中!
川柳に興味をお持ちの方 是非見学にお越しください。
投句のみのネット会員も募集しています。
ご見学・ご入会等のお問い合わせは、同窓会東京支部( kg_tokyo_soumu@yahoo.co.jp )にお問い合わせください。
指導は著名な津田暹(すすむ)先生。 全日本川柳協会元理事、雑誌「川柳研究」元編集長及び発行人。
現在世話役 石田達夫(s45)
メンバー 男8名、女性2名