五十嵐吉彦先生(S38年経卒)のご指導の下、鉛筆やペンの線と紙の白さを生かした、透明水彩の爽やかな水彩スケッチを目指しています。油彩や日本画に比べて、短時間で、場所をとらず、鉛筆、筆、スケッチブック(F4)透明水彩絵具で手軽に楽しめ、しかも奥が深いものです。気候の良い時は、都内・近郊のお洒落な公園、寺社境内や水辺での風景スケッチ。冬場や雨天は主に丸の内キャンバスで花や果物等の静物スケッチを楽しみます。2時間程度で描き、その後先生からの、次作への反省と励みとなる暖かな講評を受けます。
サークルメンバー全員のスケッチ研鑽のため、毎年3月に作品発表の場として展覧会を開き、1年間に描いた作品から全員が出品することになっています。
毎月第二土曜日(原則) 10:00 ~ ―― 土曜会
毎月第二月曜日(原則) 13:00 ~ ―― 月曜会
■11月(第147回)例会
〔土曜会〕
開催日時 11月9日(土) 10:00~
場所 世田谷 等々力渓谷
出席者 13名
◆ 等々力渓谷は、都心にあるだけに未だ紅葉とならず、緑の木々が茂っていましたが、木々の上の方は、やや黄見がかった感じでした。渓谷の水辺でスケッチをしていると、少し冷えてきて、やはり晩秋を感じました。
◆講評会は渓谷の崖道を少し上った日本庭園の芝生の中で、開かれました。
① 木々の茂みと、橋や祠等の組み合わせで、どちらを主体にするかを決めて、絵を構成する。
② 木々の緑の中に、影のところと光で輝いているところがあるので、影は濃く、それ以外の緑は水を多い目に薄く柔らかく、輝いているところを白く抜く。全体として、木々の茂みを大きな塊で描くと木の柔らかさが出る。
③ 緑の木々といっても、この時期の緑は少し黄色がかっているので、緑にイエローオーカーや茶系統の色を少し混ぜるとよい。
④ 渓流の水面を白く光らせ、遊歩道を少し暗くすることで、明度の差が出て、絵の奥行きが出来る。
等の講評をいただきました。
〔月曜会〕
開催日時 11月11日(月) 13:00~
場所 世田谷 等々力渓谷
出席者 15名
◆渓谷の中に太陽も差し込み、黄葉はちらほら見かける程度でしたが、寒いといっても、風もなく順調なスタートでしたが、スケッチ終了の3時半にならない内に、天気予報にもなかった雨が降り始めました。講評会に予定していた日本庭園のお茶室の軒や渓谷の上を横切る道路 幹八の橋の下に駆け込みました。
◆講評会は、交渉の結果、お茶室に入れて頂き、無事開けました。
① 樹木の間から太陽が差し込み、一番下には渓谷の流れがあるという中で、画面の構成を考えてトーン計画が大切。明るくするところ、中でも白く残すところ、その明るい所を効果的に見せるために、影は思い切り暗くする。
② 描こうとする対象によって、変わってくるが、樹木や渓谷の流れ以外に、茶店や祠、橋等があるので、どれを主役に、どれを脇役にするか整理する必要がある。
③ 木々の間の透過光や木の茂みは水を多く含ませて、柔らかく、建物や橋等は細かく、丁寧に描く。
等の講評を頂きました。
■今後の活動
12月例会(土曜会) 11/ 23(土)10:00~ 横浜 日本大通り 県庁前付近
12月14日が支部クリスマスパーティのため、11月に繰り上げ実施
12月例会(月曜会) 12/ 9(月)13:00~ 北の丸公園 中央池の付近