1971年(昭和46年)経済学部卒業の児玉純一です。
6月26日午後7時半から約30分、ZOOM懇親会で「暗号資産」に関するお話をさせて頂きました。
卒業後、商社の為替取引部門、ロンドン駐在を経て転職。その後外資系金融機関で勤務してきました。現役引退後はいくつかの会社で顧問や監査役を務めてきましたが、ここ3年半は暗号資産交換業の会社に監査役として勤務しております。ということで、「暗号資産」の代表格「ビットコイン」の話をさせて頂く運びとなりました。話の要約は以下の通りです。
(1)「ビットコイン」とは何か。
① 「対等な2者間」による電子送金システムで、国家や銀行など、中央管理者のいない個人間で直接決済できる電子送金システム。(分散型金融)
② 三つの新技術で改ざんできない「公開取引元帳システム」を可能にしている。
1)暗号技術(秘密鍵、公開鍵などを使った暗号技術)
2)ブロックチェーン(公開された取引元帳)
3)マイニング(ブロックをつなぐ役目を果たす数学的方法)
(2)「ビットコイン」の根源的価値と需要
PC上の計算に過ぎない「仮想通貨」に何故、数百万円の値段が付くのか。
① 1)匿名性、2)個人間の決済、3)国際間の決済が瞬時に可能という三つの特性から 資本逃避に使われているのではないか、という疑義。
② 新しいアセットクラスとして注目され始めている。
欧米の金融機関、ファンド、イーロン・マスク氏などの投資家が新規投資。
③ デフレ的なプログラム設計
2140年には供給がなくなるようにプログラムされている。
25名の参加者から、いろいろな質問が飛び交い、「やってみようかしら」といった声も聞かれました。予定されていた2時間があっという間に過ぎた懇親会でした。
このズーム会議に使用した資料を下記に明示しましたので参考にしてください。
以上