川柳サロン 4月例会 お題「桜」+雑詠1句
4月13日(火)ZOOMで例会開催 出席 津田暹先生と会員7名、 投句のみ4名
お題「桜」
津田先生◎or〇 会員よりの得点数 +数字
◎+5 惜敗の球児讃える花吹雪(敬三)(今回最高点)
◎+3 風まかせ諸行無常の花筏(澄子)
〇+4 散りてなお湖面彩る花筏(敬三)
〇+4 桜に錨可惜命は海の底(勝次)
〇+4 自粛中画面で花見一人酒(純逸)
〇+4 春風が花じゅうたんの道づくり(達夫)
〇+1 入学式桜の下はもう過去に(達夫)
〇+0 桜湯へ春を何度も呼び戻す(澄子)
〇+0 人それぞれ思い出深い桜花(治郎)
〇+0 花と人もちつもたれつ春景色(淑子)
「今月の学習」
1.横綱は余力残して散る桜(勝次) 、、、もう少しひねって→横綱は花が散っても 未だ土俵
2.お花見はウーバーイーツのエリア内 (和央)、、、中8が惜しい。お花見はウーバーイーツエリア内
3.団子屋の閉じてさびしきさくら花(純逸)、、、「花より団子」の裏をいって→団子屋の閉じて安心する桜
4.東京になくて浪花の通り抜け (和央)、、、上野にも今年は出来た通り抜け
5.新入社員花見場所取りお役なし( 惠子 )、、、場所取りは今年も無しの新入者
6.老桜コロナに負けず咲き誇り(敬三)、、、「老桜」は俳句の季語。コロナにも負けじと咲かす老桜
7.桜時風雨ありゃこそいとおしい(たけお)、、、「桜時」は俳句の季語。雨風のあっていとしい桜花
8.コロナ禍の愛でる桜は盆栽で(達夫)、、、助詞止めを避ける。盆栽で桜を愛でさせるコロナ
9.初デート桜並木に心躍る(治郎)、、、下6。 心の踊る桜並木の初デート
10.お堀が見せるまるで屏風絵花筏(勝次)、、、屏風絵にお堀を変える花筏
11.総会は社員サクラの花盛り(たけお)、、、本物の桜なら「桜」でも「サクラ」でも良いが、派生語のサクラなのでお題の「桜」とはならない。
「雑詠」
津田先生◎or〇会員よりの得点数 +数字
◎+7 テレワーク子が憧れる会社員 (達夫)(今回の最高点)
〇+6 若者の言葉へ脳は蓋をする(敬三)
〇+5 会食を孤食で通す新マナー( 和央)
添削
1.ウイルスは変異し変わらぬ官僚(純逸)、、、5・4・4・4の句。一応9・8の句だが、下が4・4ではリズムが取れない。3・5か5・3にする。→ウイルスは変異し官僚は不変
2.厚労飲み会自粛を無視の大騒ぎ(勝次)、、、厚労省春高楼の夜の宴
3.春風に菜の花そよぐ散歩日和(治郎)、、、春風に菜の花そよぎマスク取り
次回 お題「甘い」
5月11日(火)銀座オフィス(予定) 現在例会は毎月第2火曜日14時から16時です。
入会者募集中!
川柳に興味をお持ちの方 是非見学にお越しください。
ご見学・ご入会等のお問い合わせは、同窓会東京支部( kg_tokyo_soumu@yahoo.co.jp )にお問い合わせください。
指導は著名な津田暹(すすむ)先生。全日本川柳協会元理事、雑誌「川柳研究」元編集長及び発行人。
現在世話役 石田達夫(s45)
メンバー 男9名、女性3名