2019年9月25日(水)、28回目の「KG東京41年会」を開催しました。
総勢32名が参集し、午前は秋の七草の時期に合わせて、武蔵野の静かな「殿ヶ谷戸庭園」を訪ね、午後は吉祥寺の一軒家レストランを貸切り、カジュアル・フレンチとワインをゆっくり楽しみました。
朝10時にJR中央線「国分寺駅」に23名が集合。さっそく、駅から徒歩3分の近さにある庭園に移動。武蔵野段丘崖とその下端から浸出する湧水を利用し、雑木林の風致を生かして作られた近代の別荘庭園です。
入庭すると、先ず段丘上の雑木林に囲まれた「大芝生」の洋風庭園が目の前に広がってきました。初秋の涼しい風を受けて広々としたなかをお喋りしながら、ゆっくりと進んでいきました。
間もなく、お目当ての「萩のトンネル」に到着。小さな紫の花をつけた萩に覆われたトンネルのなかを通り抜けて、花木園のそばでひとまずは集合写真を撮影。
それから、国分寺崖線(通称ハケ)下方の湧水を利用して作られた「次郎弁天池」に向かいました。傾斜面はアカマツ・モミジ・竹林・クマザサで覆われ、その下方が和風庭園となっていました。
池の上方に崖線が生み出す湧水源があり、縄文人も此所で喉の渇きを癒していたとのこと。JRの線路に近いのに崖下になるので駅前とは思えない静けさ・・。
途中、「馬頭観音の石碑」に寄ってみました。建てられたのは文政7年(1824年)。当時、馬は生活に欠かせない動物として大切にされ、供養のために祀られものですが、その頃の国分寺村は、人家66戸、男性157人、女性149人、馬22頭での生活でした。
青い空と秋の陽射しのなか、本館近くの原っぱに咲き乱れる秋の七草を同定しながらひとときを過ごした後、庭園を後にして吉祥寺方面へと向かいました。
午後の部は、昼からの参加者を含めて31名が揃い、12時から待望の午餐となりました。
場所は、吉祥寺駅北口より徒歩4分のところ。「ブラッスリー・エディブル(Brasserie EDIBLE)」の1・2階を貸切り、スパークリングワインの乾杯でスタート。本格的ながら飾らないカジュアル・フレンチ料理とワインをゆっくりと楽しみました。パリの街角のプチレストランのような気楽な雰囲気の中で、学院や近況等、会話のはずむ楽しいひと時が過ぎていきました。
散会後も名残惜しく、吉祥寺パルコ2階の珈琲の店「近江屋」に場所を変えて、武蔵野の清水でたてた無農薬コーヒーを楽しみながら話しが続きました。
皆様のご参加、まことに有難うございました。