3月12日火曜日、上野の東京文化会館中会議室において、朗読倶楽部<クレセント>の第一回発表会が行われました。この日のために、メンバー16人は米倉先生ご指導の下、昨年10月から練習を重ねてきました。初めての発表会なので、お客様は限定21名。私達を入れると中会議室は満席になります。
看板を出し、座席を整え、お茶やお菓子の用意もして、お出迎えの準備が整いました。
午後13時30分、そろそろお客様が到着され、プログラム片手にお顔なじみとご挨拶。開演を待つ間の和やかな時間。これぞ、同窓会サークル発表会の良さ!
プログラムは宮部みゆき江戸捕物、タイ民話、詩、津村節子の短編など6作品、約2時間の朗読です。
はじめの挨拶 「関西弁を母国語とする私達ですが、首都圏に長く暮らし、ネイティブな標準語を話していると思っていました。そうではなかったことに気づかされましたが、人生経験や人間味を一番大切にされる、米倉先生の素晴らしいご指導を受け、朗読の楽しさを知ることができました。」
さあ、いよいよ本番開始 宮部みゆき「神無月」チームです。
最初の朗読は緊張しますが、「今日が一番の出来!」と後で米倉先生におほめいただいたくらい、トップの重責を果たしました。本番に強い<クレセント>です。
たっぷり江戸情緒に浸った後は、夫婦の会話が軽妙なタイ民話「黄太郎青太郎」。衣装もタイ風にそろえました。
15分の休憩時間はタカノのフルーツチョコレートや関学特製高砂屋のミニゴーフルなどのお菓子とお茶のご接待でお客様との交流タイム。外部からのお客様にも、KG同窓会の家族的な温かさが感じていただけ、リラックスしたひと時となったようでした。
さて後半は 茨木のり子「答」 谷川俊太郎「GENESIS] の詩の朗読から再開です。
ちょっと強面に見えますが、朗読作品によってネクタイの色を変える繊細さをお持ちです。「ボクはきょうからまじめににんげんをやっていく」(GENESISより)
後半の小説は津村節子「麦藁帽子」最初に読む山崎さんが朗読を始めるきっかけになった感動作です。一人息子を亡くした老夫婦がたどる小豆島への旅。遍路の島で見つけた小さな麦藁帽子とは?
さあ、フィナーレ! 宮沢賢治「雨ニモマケズ」 一人ずつ声を重ねていって最後は全員で
「サウイフモノニ ワタシハナリタイ」 残念ながら写真がありません
おわりの挨拶 私達の自慢の指導者 米倉紀之子先生からの心のこもったご挨拶。
「努力するクレセントのメンバーは本当にカッコイイんです。今日はその雄姿をご覧いただけたことと思います!」・・・・感涙にむせぶメンバー多数。
お客様からの温かい、盛大な拍手をいただき、朗読倶楽部<クレセント>の記念すべき第一回発表会は無事終了しました。舞台の私達と観客席のお客様が自然に溶け合って、「良かったよ」「ありがとう」「また、来たいわ」「頑張ってたね」「ありがとうございます」たくさんのねぎらいの言葉とお礼の気持ちが入り混じったお見送りのひと時。
お名残り惜しい気持ちはあるものの、さあ!さっさと片づけて「いざ打ち上げ~!」達成感とほっとした気持ちで、もう喉はカラッカラ。こうして、先生1名メンバー16名は、楽しさと充実感いっぱいの笑い声を上げながら、クレセントが輝く夜の上野の街に消えていったのでした。 to be continued…
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