三日月会6月度例会のご報告

6月例会は、今回は女性真打の桂右團治師匠をお迎えして,「落語」についての豆知識のお話のあと、高座で一席披露していただきました。77名の方にご参加いただき、無事終了致しました。まことに有難うございました。

【ご講演の概要】

 女性初の真打ってどんな人だろうと興味深深の中、入って来られた右團治さんの柔らかなお人柄で会場は一気になごやかな雰囲気になりました。右團治さんは「江戸落語」を主にやっておられますが、出身は神戸です。早稲田大学時代に「落語」に「突発的」に熱を上げ、その勢いで桂文治氏に弟子入りして、一気に「落語道」に進まれたそうです。「自分の好きなものが自分の道だと思う」と言い切る情熱が、小柄な体から迸り出ていて、一直線に「真打」へと登られたのですね。 「出囃子」「座布団」「羽織」「上手」「下手」についての落語ウンチクのあと、「小噺」を少々。

 「お姐さん、粋だねえ」、「帰りです」

さて、いよいよ高座での古典落語「井戸の茶碗」のご披露です。さすが「トリ」を取る「真打」さんだけあって、そのしっとりと人情豊かな語り口と間の取り方のうまさは、聞き手をしっかりと掴んで放しません。笑いあり、感動ありの武士の人情噺にすっかり魅了されました。 右團治さんは古典落語にだけ納まらず、上方落語、英語落語にも挑戦なさっています。さあ、これからの暑い夏を「笑い」で乗り切りましょう。ご興味のある方はホームページhttp://udanji.com/ をご覧ください。今後のスケジュールが出ています。

【以下案内文】

6月例会は、女性真打ち桂右團治師匠をお迎えし、「落語の楽しみ」と題して、落語の楽しさ、落語のしくみ、仕草などを解説していただき、会場の高座で一席披露していただきます。なんの噺が聴けるかは当日のお楽しみ。梅雨の真っ最中の時期ですが、落語でぱっと気分転換しませんか。落語のお好きな方は多くても、テレビやラジオ、CDでの視聴がほとんどでなかなか目の前で演じられる落語を楽しむ機会は少ないのではないでしょうか。いつもとはちょっと雰囲気の違う三日月会にどうぞご期待ください。多数の皆様のご参加を心よりお待ち致しております。

               記

日  時 : 20136月28日(12151330

場  所 : 関西学院大学東京丸の内キャンパス ランバスホール

  千代田区丸の内1-7-12 サピアタワー10階(JR東京駅八重洲北口改札口より徒歩2分東京メトロ大手町駅B7出口サピアタワー連絡口に直結)。3階サピアタワーオフィスロビー受付前に「三日月会受付」を設置いたします。

会  費 : 1,500円(軽食は11:45から講演前にお出しいたします。)

スピーカー: 桂 右團治(かつらうだんじ)師匠(落語女性真打ち)

兵庫県神戸市出身。1986年11月 十代目 桂文治に入門。1987年 3月早稲田大学法学部卒業。 2000年 5月 落語芸術協会初の女性真打ちに昇進。 2013年 4月 慶應義塾大学文学部第三類 通信教育課程 に入学

タイトル : 「落語の楽しみ」

   *人数に制限がございますのでお早めにお申込み下さい。{最終申込締切6月24日(月)}。なお、出席される方のみお返事を頂きますようお願いします。

東京支部  TEL03-5224-6226  FAX03-5224-6227   E-Mail kg.tokyo@nifty.com

【予告】7月はフェスタのため三日月会はお休みです。8月はいつもどおり開催致します。日程等が決まりましたらご案内致します。                         以上