- 103回二科展ポスター
第103回二科展鑑賞(KGV40活動報告)
場所: 国立新美術館
日時: 平成30年9月12日(水)11:00a~14:30
担当幹事:山田哲哉
参加者: 14名(内KG40年会10名)
昨年,私、木村民治は二科会出品10年目にして会友に推挙され、今年は会友278名の作品から優秀作品10名に与えられる会友賞をゲット。今回の作品は我ながら自信作で、 KG40年会の仲間達に是非見てもらいたいとの気持ちから二科展へ招待した。
ただ「自分の絵を見に美術館まで来てちょうだい・・・!」と言っても、なかなか来てもらえないだろうから、5月の国展の折に大好評だったレストラン「レソール」での食事会を付録に付けることにした。(付録といっても自腹だけれど・・・。)
そのお陰もあってか40年会10名の他、関学先輩3名、築地の盆踊りで40年会メンバーと意気投合した日大OBさん等…14名の参加を頂いた。
一応自分の絵についてトークするという事だったので、自分の抽象画についての思いを話したつもりだが「何か訳のわからないことをゴチャゴチャ言っている」と思われたような気がする。
私は母校・関学への強い思いから、校歌「空の翼」をモチーフとして8年間描き続けたが、とうとう壁に突き当たってしまった。そこで校歌「風に思う空の翼」の“風”から何となくヒントを得て、風とか雨など自然をテーマにした絵を描いて見たいと思うようになった。
自然をテーマにしたモチーフは水墨画などでは伝統的テーマだが、自然の持つ内面的イメージを油彩抽象画で表現できれば面白いなあ・・・!との思いから今回は、風、雨、波、水、雪の5作品を出品し、その中で“雨”と“雪”が展示されることになった。
二科会のある会員から辛辣な批評も受けたが、多くの方々から支持を得たので「おおむね成功したのかなあ・・!」と自画自賛。
抽象画も様々なスタイルがあるが、自分は抽象といっても、ザオ・ウォーキーのような空間的奥行きや、精神的奥行きがある抽象画を目指したいと思っているが、自然を「油彩抽象」で表現するという試みは凄くタフなテーマで、はたしてどこまで続けられるか分からないが、やれるところまでチャレンジしていきたいと思っている。
今後ともKG40年会始め関西学院同窓会のご支援を期待したい。
(文:木村 民治)
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