五十嵐吉彦先生(S38年経卒)のご指導の下、新たに従来スケッチ会の生徒であった佐藤久美子准講師(S58年文卒)も加わり、会員それぞれのレベルに応じた指導が、受けられるようになりました。
鉛筆やペンの線と紙の白さを生かした、透明水彩の爽やかな水彩スケッチを目指しています。油彩や日本画に比べて、短時間で、場所をとらず、鉛筆、筆、スケッチブック(F4)透明水彩絵具で手軽に楽しめ、しかも奥が深いものです。気候の良い時は、都内・近郊のお洒落な公園、寺社境内や水辺での風景スケッチ。冬場や雨天は主に丸の内キャンバスで花や果物等の静物スケッチを楽しみます。2時間程度で描き、その後先生からの、次作への反省と励みとなる暖かな講評を受けます。
サークルメンバー全員のスケッチ研鑽のため、毎年3月に作品発表の場として展覧会を開き、1年間に描いた作品から全員が出品することになっています。
スケッチを楽しみたい同窓の方や、そのご家族の入会を歓迎します。
会費無料のお試し入会も大歓迎!!
新規入会・お試し入会の申し込みは、スケッチ会幹事 増池まで、
メールアドレス masuike@r04.itscom.net
または携帯090-9109-9586
毎月第二土曜日(原則) 10:00 ~ ―― 土曜会
毎月第二月曜日(原則) 13:30 ~ ―― 月曜会
該当日が祝日や展覧会中の場合は、変更になります。
■7月(第163回)例会
〔月曜会〕
開催日時 7月9日(月) 13:30~
場所 横浜 開港資料館前広場
出席者 12名(五十嵐講師、佐藤准講師を含む)
◆中四国の豪雨等、気圧の乱れで、にわか雷雨もあるかもと心配な天気予報でしたが、全くの杞憂で、照りつける太陽を、避けてのスケッチとなりました。横浜 開港資料館前広場は、秋には、大きな銀杏が色づくスケッチポイントですが、この時期は、明るい緑が木陰を作っていました。資料館は月曜日で休館でしたが、スケッチは門の奥の資料館、日の光に照り映える緑の樹々にトライしました。
◆講評会では
①ペンの線を軽くして、樹々の、明るい、若い緑を、水を少し多くして、柔らかく描くこと。
②明るいグリーンに、樹々の上の方は太陽を受けてきらめいているのを、白く残す。③サップグリーンに、黄色やウルトラマリーン、シェナ等の混色の割合や水の量をを調節して、どのような緑になるか。自分で体験しておくことが必要。
④窓の中、樹の陰などを思い切り暗くすることで、絵にしまりができる。乾くと、紙の白さが出て、思ったほど暗くならないので、強めたいところは、2回塗り、3回塗りと乾くのを持って重ね塗りをする。
等の講評を頂きました。
開港資料館前広場で、日陰を探してスケッチ
〔土曜会〕
開催日時 7月14日(土) 10:00~
場所 横浜 港が見える丘公園
出席者 12名(五十嵐講師、佐藤准講師を含む)
◆港が見える丘公園の展望台付近からベイブリッジを描きました。
猛暑日の予報の為、夫々木陰を見付けて、健康に留意してのスケッチでした。
◆講評会では
① 主役の橋の位置を上にして手前の景色を入れるか、下にして空を広くとるか
最初に構図を決める。
② バックの遠景は余りハッキリと描かず、ぼかした様にアッサリと描く。
③ 港湾の倉庫の周りにコンテナ等を描くと、港の臨場感が出る。
④ 色付けの際、空を塗るか、海を塗るか決めないと、両方塗ると絵が重くなる。
⑤ 橋が主役であるので、手前はペンでハッキリ描いても、色はアッサリ塗る。
⑥ 空の色は時間により、天候により刻々と変化するが、彩度を高くして派手にすると、絵全体のバランスが崩れる。
等の講評を頂きました。
港が見える丘公園からは、ベイブリッジが見渡せます
■今後の活動
土曜会 8月11日(月)10:00~
渋谷 鍋島松濤公園 水車小屋付近 緑と水辺の風景
月曜会 8月27日(月)13:30~
広尾 有栖川宮記念公園 緑と水のある風景