十嵐吉彦先生(S38年経卒)のご指導の下、新たに従来スケッチ会の生徒であった佐藤久美子准講師(S58年文卒)も加わり、会員それぞれのレベルに応じた指導が、受けられるようになりました。

鉛筆やペンの線と紙の白さを生かした、透明水彩の爽やかな水彩スケッチを目指しています。油彩や日本画に比べて、短時間で、場所をとらず、鉛筆、筆、スケッチブック(F4)透明水彩絵具で手軽に楽しめ、しかも奥が深いものです。気候の良い時は、都内・近郊のお洒落な公園、寺社境内や水辺での風景スケッチ。冬場や雨天は主に丸の内キャンバスで花や果物等の静物スケッチを楽しみます。2時間程度で描き、その後先生からの、次作への反省と励みとなる暖かな講評を受けます。

サークルメンバー全員のスケッチ研鑽のため、毎年3月に作品発表の場として展覧会を開き、1年間に描いた作品から全員が出品することになっています。

スケッチを楽しみたい同窓の方や、そのご家族の入会を歓迎します。
会費無料のお試し入会も大歓迎!!

新規入会・お試し入会の申し込みは、スケッチ会幹事 増池まで、

              メールアドレス  masuike@r04.itscom.net

                    または携帯090-9109-9586


毎月第二土曜日(原則) 10:00 ~ ―― 土曜会 
毎月第二月曜日(原則) 13:30 ~ ―― 月曜会

           該当日が祝日や展覧会中の場合は、変更になります。

■5月(第161回)例会

〔土曜会〕

開催日時 5月12日(土) 10:00~

場所   山手 イタリア山庭園(横浜)

出席者  17名(五十嵐講師、佐藤准講師を含む)

 

横浜山手のイタリア山庭園 ちょっとかわいいブラフ18番館

横浜山手のイタリア山庭園 外交官の家

 

◆横浜では「港の見える丘公園」に次ぐ人気のスケッチポイントの「イタリヤ山庭園」でスケッチしました。JR石川町駅からきつい上りに少し息を切らしましたが、港を見下ろすイタリア山庭園は素晴らしく、それぞれ「ブラフ18番館」と「外交官の家」に分かれてチャレンジしましたが、何れも構造が複雑で苦労しました。

好天にも恵まれて、私たちのサークル以外に、多くのスケッチ愛好者が腕を奮っていました。

 

◆講評会では

① 少し位置を変えるだけで、色々な違った構図で描くことが出来、どのよう切り取るかで、絵に面白さが出る。

② クラシックな西洋館のような複雑な建物は一部分だけ見るのではなく、常に全体を見ながら個々の位置を測って描かないとバランスの崩れた絵になる。

③ 主役の建物を強調するために逆遠近法を使って、手前の花や樹木をアッサリとする。

④ 白いグラフ18番館の建物を浮き出させるためには、空を曇り空にするとよい。

⑤ 周りの緑の色目は、濃度の幅を広げ、強弱をつける。

等の講評を頂きました。

 

 

〔月曜会〕

開催日時 5月14日(月) 13:30~

場所   天王洲アイル ふれあい橋付近

出席者  11名(五十嵐講師、佐藤准講師を含む

ウエアハウス利用のレストランと左側、ふれあい橋

 

 

◆心配されたお天気も晴れ、少し暑過ぎるほどの晴天、天王洲アイルのふれあい橋のたもと、港南公園に皆さん集まりました。この港南公園から前の、天王洲運河をはさんで、ウェアハウスをおしゃれに改装したレストランやそのパラソルが見えます。そのレストランと運河の映り込みを絵にしようと皆さん頑張りましたが、中には、そのレストランに伸びるふれあい橋をとらえた構図にトライする人もありました。

 

◆講評会では

①スケッチする対象の整理が必要。

運河の水面を出来るだけ白くするか、運河手前のコンクリート道を白く光らせるかで、絵ががらりと変わる。

②普通は、建物の映り込みは、水際から、同じ高さの建物が逆さまに水面に映るが、波があると、その波に建物が移り、て、映り込んだ建物が、長くなることがある。

③ふれあい橋の橋下の影が、下の水面に暗く映るが、もう一つの影が、太陽の指す角度によって、水面に出来る。今日は、そのように二つの影が、水面に表れている。

④ウェアハウスの向こうに、高いビル群が見えるが、それを克明に描くと、手前のレストランとの距離感がなくなる。バックのビル群を少し軽く描くことで、距離感を作り、レストランを引き立たすことが出来る。

等の講評を頂きました。

 

■今後の活動

土曜会 6月9日(土)10:00~

 南極観測船 宗谷周辺 (台場 船の科学館前)  船のある風景を描こう

月曜会 6月11日(月)13:30~

   有栖川宮記念公園 (広尾駅そば)     水辺と緑の風景を描こう