五十嵐吉彦先生(S38年経卒)のご指導の下、新たに従来スケッチ会の生徒であった佐藤久美子准講師(S58年文卒)も加わり、会員それぞれのレベルに応じた指導が、受けられるようになりました。

鉛筆やペンの線と紙の白さを生かした、透明水彩の爽やかな水彩スケッチを目指しています。油彩や日本画に比べて、短時間で、場所をとらず、鉛筆、筆、スケッチブック(F4)透明水彩絵具で手軽に楽しめ、しかも奥が深いものです。気候の良い時は、都内・近郊のお洒落な公園、寺社境内や水辺での風景スケッチ。冬場や雨天は主に丸の内キャンバスで花や果物等の静物スケッチを楽しみます。2時間程度で描き、その後先生からの、次作への反省と励みとなる暖かな講評を受けます。

サークルメンバー全員のスケッチ研鑽のため、毎年3月に作品発表の場として展覧会を開き、1年間に描いた作品から全員が出品することになっています。

スケッチを楽しみたい同窓の方や、そのご家族の入会を歓迎します。
会費無料のお試し入会も大歓迎!!

新規入会・お試し入会の申し込みは、スケッチ会幹事 増池まで、

              メールアドレス  masuike@r04.itscom.net

                    または携帯090-9109-9586

毎月第二土曜日(原則) 10:00 ~ ―― 土曜会 
毎月第二月曜日(原則) 13:30 ~ ―― 月曜会

           該当日が祝日や展覧会中の場合は、変更になります。

■4月(第160回)例会

〔月曜会〕

開催日時 4月9日(月) 13:30~

場所   浜離宮恩賜庭園(港区汐留)

出席者  11名(五十嵐講師、佐藤准講師を含む)

浜離宮

塩入の池にある中島茶屋は、観光客で大賑い

◆風が少し強いながらも、太陽が顔だし、スケッチを楽しめる陽気となりました。浜離宮恩賜公園の塩入りの池のほとり、中島のお茶屋を対岸に見える木陰で、スケッチをしました。桜は、ソメイヨシノは既に葉桜となり、八重の桜が丁度満開でした。入園者が多く、中島のお茶屋の赤い毛氈の腰掛は、外人の方で満席状態でした。

◆講評会では

①手前に、塩入りの池の水面、向こうに中島のお茶屋、その向こうに、新緑の大きな緑、その先に、汐留の高層ビルとなるが、中島のお茶屋を画面のどの位置に持ってくるかで、構成が変わる。

お茶屋を、高い位置にすれば、バックの高層ビルは無視できるが、その前の新緑の樹々や、池の水面の映り込みが、大事になる。また、目線を少し下げ、バックの高層ビルを入れるのも、柔らかい園内と直線のビル群との対比が面白い。(先生はこの構図でした。)

②池の映り込みなどを描こうとするには、中島のお茶屋の位置を上に、目線を少し上げ、水面を大きくする。

③新緑の大きな緑は、陰影をつけて、樹のふくらみを出す。緑は少しシェナや、プルッシャンブルーなどを混色し、陰影をつけることで、広がり、ふくらみが出る。

④中島のお茶屋の屋根は、よく光を反射しているが、向きによって、明暗をつける。軒下から、ガラス戸の中や周りの板敷きの下は、全て同じ様に暗くするのでなく、暗い中にやはり明暗をつける。

等の講評を頂きました。

〔土曜会〕

開催日時 4月14日(土) 10:00~

場所   洗足池(大田区)

出席者  10名(五十嵐講師、佐藤准講師を含む)

  

洗足池

 洗足池の池月橋付近から、東急池上線洗足池付近を眺める、右手の緑は勝海舟別邸

◆四季を通してスケッチポイントとして人気の洗足池をスケッチしました。

色々な緑色の新緑が池に映し出されたこの時期ならではの景色でした。洗足池の池月橋近くで、大きく広がる水面を見ながら、新緑の春を楽しみました。

◆講評会では

①広い景色を描くときは、主役となるものと脇役となるものを、きっちり区別して、主役はきっちりと、脇役はシルエット状にラフに描く。

②木のボリュウーム感を出させるためには、目を細めてイエロー系、サップグリーン系、シャドーグリーン系を見分け、バーントアンバー等茶色系を加える。

③木の塊を塗る時は、水をたっぷり含ませて塊りの周りを濃くして浮き出させる。

④細い木の枝は、筆にこだわらず、ペンの線を活かす。

等の講評を頂きました。

 

 

■今後の活動

土曜会 5月12日(土)10:00~

  横浜 イタリア山庭園  洋風建築を描こう

月曜会 5月14日(月)13:30~

    天王洲アイル ふれあい橋付近  水辺を描こう