本年度最初の例会は国立西洋美術館で開催中の「北斎とジャポニズム」鑑賞でした。北斎が西洋画家に与えた影響は極めて大きかったようです。

以下は西洋美術館HPからの引用です。
19世紀後半、日本の美術が、西洋で新しい表現を求める芸術家たちを魅了し、“ジャポニスム”という現象が生まれました。なかでも最も注目されたのが、天才浮世絵師・葛飾北斎(1760-1849)。その影響は、モネやドガら印象派の画家をはじめとして欧米の全域にわたり、絵画、版画、彫刻、ポスター、装飾工芸などあらゆる分野に及びました。

本展は西洋近代芸術の展開を“北斎とジャポニスム”という観点から編み直す、日本発・世界初の展覧会です。国内外の美術館や個人コレクターが所蔵するモネ、ドガ、セザンヌ、ゴーガンをふくめた西洋の名作約220点と、北斎の錦絵約40点、版本約70点の計約110点(出品点数は予定、会期中展示替えあり)を比較しながら展示します。北斎という異文化との出会いによって生み出された西洋美術の傑作の数々を堪能しながら、西洋の芸術家の眼を通して北斎の新たな魅力も感じていただけることでしょう。

その後上野公園の和食レストラン「音・音」で新年会、2月~来年1月までの鑑賞計画を参加者11人で検討、決定しました。
新年会(2018.1.19)のスナップご参照願います。

2月・・「至上の印象派展」ビュールレ・コレクション 国立新美術館
3月・・「プラド美術館展」ベラスケスと絵画の栄光 国立西洋美術館
4月・・「プーシキン美術館展」旅するフランス風景画 東京都美術館
5月・・「ターナー風景の詩」 東郷青児損保ジャパン日本興亜美術館
6月・・「ルーヴル美術館展」 国立新美術館
7月・・「モネ それからの100年」 横浜美術館⇒暑気払い
8月・・没後50年「藤田嗣治展」 東京都美術館
9月・・ホキ美術館を念頭に・・ポーラ美術館なども選択肢
10月・「フィリップス・コレクション展」 三菱一号館
11月・「ルーベンス展」バロックの至宝 国立西洋美術館
12月・「ムンク展」 東京都美術館
1月・・「フェルメール展」 上野の森美術館⇒新年会

 

 

《富嶽三十六景 東海道程ヶ谷》

葛飾北斎
《富嶽三十六景 東海道程ヶ谷》
1830-33(天保元-4)年頃 横大判錦絵
ミネアポリス美術館
Minneapolis Institute of Art, Bequest of Richard P. Gale 74.1.237
Photo: Minneapolis Institute of Art

《陽を浴びるポプラ並木》

クロード・モネ
《陽を浴びるポプラ並木》
1891年 油彩、カンヴァス
国立西洋美術館(松方コレクション)

『北斎漫画』十一編

葛飾北斎
『北斎漫画』十一編(部分)
刊年不詳
浦上蒼穹堂

《踊り子たち、ピンクと緑》

エドガー・ドガ
《踊り子たち、ピンクと緑》
1894年 パステル、紙(ボード裏打)
吉野石膏株式会社(山形美術館寄託)