2017年10月3日
東京支部学年会40年会総会報告
文責 三浦一男 40年経済
第二期幹事 上野忠明、梶田誠三、木村民治、鹿島紀子、白鳥妙子、三浦一男、佐藤一雄
ランバスホールにて31名が参加して10月3日に40会総会を開きました。第一部では開会礼拝をおこない、同期神学部卒の大島シオン教会勝山健一郎牧師は、自己の53年にわたる牧会生活を回顧して披露し、自分の今後も含めて次のように述べられました。「聖書の言葉(ローマの信徒への手紙12章1~8節)の通り、それぞれが与えられた賜物をもって神の御用に使いなさい・・・それは教会だけではなく、ひろく家庭や社会や職場において関西学院の持つMastery for serviceの心で生活すること、人生を歩むことが「捧げる」という意味です。今から何年生きていけるかわかりませんが、その間に他者のために、家族のために、隣人のために賜物を活かしていくことです。それが清い人生なのです。喜びの人生として、他者のために生きていきましょう。」
第二部 総会は主要14のイベントについて、山田さんが撮影した写真を企画者から説明を行い、この4年間を振り返りました。さらに幹事の改選をおこないました。
第三部では小西淳一さん(丸紅入社、44歳で果物の輸入ビジネスを起業)、若林寛之さん(JETRO理事退任、現在は「東アジア貿易研究会」理事長)が「今思うこと」と題してプレゼンをしました。小西淳一さんは「東日本大震災気仙沼市大沢地区の太鼓活動復活支援」と題して、「当時ほんとうに必要なのは物資ではなく多数の老人の引きこもり子供たちの心のケア対策としてイベントが効果があるとの説明があり、お祭りの準備と食材や屋台を一括して提供、流失した小太鼓10台、大太鼓5台を贈呈し、これは生徒の気持ちの高揚だけでなく、父兄との対話が増えお年寄りも太鼓文化の継続を喜び地区全体が被害から立ち上がるきっかけとなりました。被災の実情は言語を絶するものでしたが住民の皆さんの再起への強い願いや行動に接して、自分たちも勇気と達成感をもらいました。」とのことでした。
若林寛之さんは、日本と北朝鮮の貿易・投資などのビジネス交流を支援する民間経済団体「東アジア貿易研究会」の長として北朝鮮ウォッチャー(日中韓の研究者、ジャーナリスト、在日朝鮮人等)との交流を通じて得た北朝鮮の実情についてお話しをしてくれました。『北朝鮮』について日本の近・現代史を見つめ(世界大戦以前の朝鮮半島政策)、また地政学・地経学の視点から解説してくれました。その上で、1.なぜ正恩は核・ミサイルを手放さないか?何を正恩は最も恐れているか?について結論を述べて、今後の北朝鮮のシナリオについても若林さんは大胆な仮説を提言しました。
閉会の辞として新幹事団から小西さんが挨拶をして、皆さんと今後も仲良く楽しい40会にしていきたいと抱負をのべました。引き続いて佐藤さん指揮で、校歌斉唱、エールの交換を行い、閉会しました。その後は、場所を変えて、Bar of Tokyoにてお酒を飲みながら歓談し、次回、11月30日のうかい亭でのグルメの会での再会を確認しました。東京キャンパスの職員の皆さんのご協力、ありがとうございました。お陰様で無事終わりました。