三日月会5月度例会のご報告

三日月会5月例会は、元厚生省事務次官,元内閣官房副長官の古川貞二郎氏に、「総理官邸のリーダーシップ」と題してご講演をいただきました。70名の方にお集まりいただき、無事終了致しました。ご参加まことに有難うございました。

【ご講演の概要】

戦後政治についてのお話を伺いました。古川氏は「若い時によく働いた人の老後は幸せであるべきだ」という信念の元に、厚生省を目指し,面接での不合格にもめげずに熱弁を奮い,見事内定を勝ち取ったという経験をお持ちです。この時の経験が原点となって,逃げない、あきらめないという信条を生涯に亘って貫かれました。内閣参事官時代は国会会期中,情報収集のため三時間(参事官)しか眠れないほどの忙しさだったそうです。内閣官房副長官になられてからは,村山,橋本,小渕,森,小泉,と5人の首相に仕えて,阪神淡路大震災,地下鉄サリン事件,国松長官狙撃事件,沖縄基地問題…次々に起こる事件,問題の解決に参与されました。 安部政権への期待と今後の方向として,経済,財政,社会保障を中心に,日米関係をしっかりさせることが大切で、愚かなポピュリズムに陥らないよう,政治家と官僚が役割を分担して今後の日本を引っ張って行くべきだということです。

 最後に、日本の総理大臣が一年ごとに変わる理由、96条やエネルギー政策についてなど,みなさんから様々な質問が出ましたが,ひとつひとつ,大変明快に答えてくださいました。内閣官房副長官という硬い肩書きにかかわらず,人間味あふれる気さくな方で示唆に富む貴重な話を聞かせてくださいました。 

【以下案内文】

 三日月会5月度例会は「国家のトップ指導者 ― 5人の首相に仕えて」と題して、元厚生事務次官、元内閣官房副長官の古川貞二郎氏をお招きします。旧厚生事務次官の経験を踏まえ、日本の厚生行政の推移、今後の在り方をお話頂き、その後、村山富市・橋本龍太郎・小渕恵三・森喜朗・小泉純一郎の5人の首相に8年7か月という歴代最長を仕えた稀有のご経験をもとに、わが国のリーダーシップの在り方についてお話頂きます。皆様の多数のご来場をお待ち申し上げます。

                      記

日  時 : 20135月22日(12:15~13:30

場  所 : 関西学院大学東京丸の内キャンパス ランバスホール

        千代田区丸の内1-7-12 サピアタワー10階

        JR東京駅八重洲北口改札口より徒歩2分、東京メトロ大手町駅B7出口サピアタワー連絡口に直結、3階サピアタワーオフィスロビー受付前に「三日月会受付」を設置いたします。

会  費 : 1,500円(軽食は、11時45分からお出しいたします。)

スピーカー: 古川貞二郎氏

            昭和 9年 佐賀県大和町生まれ。33年 九州大学法学部卒業。  同年長崎県総務部勤務。35年 厚生省入省。61年 内閣官房首席内閣参事官。平成 5年 厚生省事務次官。7年 内閣官房副長官。15年 内閣官房副長官退官。17年 皇室典範に関する有識者会議委員・男女共同参画会議委員。現在 恩賜財団母子愛育会理事長・東京都社会福祉協議会会長等

タイトル :「国家のトップ指導者―5人の首相に仕えて」 

*人数に制限がございますのでお早めにお申込み下さい。{ 最終申込締切5月17日(金)}、なお、出席される方のみお返事を頂きますようお願いします。

東京支部  TEL03-5224-6226  FAX03-5224-6227E-Mail kg.tokyo*nifty.com(*を@に変換)

「予告」 6月例会(6月28日) 「落語の楽しさ」落語家(女性真打ち)桂 右團治 氏

                                        以上