五十嵐吉彦先生(S38年経卒)のご指導の下、鉛筆やペンの線と紙の白さを生かした、透明水彩の爽やかな水彩スケッチを目指しています。油彩や日本画に比べて、短時間で、場所をとらず、鉛筆、筆、スケッチブック(F4)透明水彩絵具で手軽に楽しめ、しかも奥が深いものです。気候の良い時は、都内・近郊のお洒落な公園、寺社境内や水辺での風景スケッチ。冬場や雨天は主に丸の内キャンバスで花や果物等の静物スケッチを楽しみます。2時間程度で描き、その後先生からの、次作への反省と励みとなる暖かな講評を受けます。
サークルメンバー全員のスケッチ研鑽のため、毎年3月に作品発表の場として展覧会を開き、1年間に描いた作品から全員が出品することになっています。
毎月第二土曜日(原則) 10:00 ~ ―― 土曜会
毎月第二月曜日(原則) 13:00 ~ ―― 月曜会
■5月(第141回)例会
〔土曜会〕
開催日時 5月11日(土) 10:00~
場所 ランバスホール
出席者 15名
◆新装成った東京駅を描く予定でしたが、生憎の雨。ランバスホールで「写真をみて描く」に変更しました。写真をみて東京駅を描く方、ランバスから東京駅を見下ろして実際にスケッチする方、気に入った風景写真を見て描く方、夫々でした。
◆講評会では
① 現場で何枚も描いて観察力がつくと、写真からでも充分描ける。
② 東京駅はパーツが多く複雑な為、主体は丁寧に、周りはあっさりと描く。
③ ペンの線に強弱をつける。
等の講評を頂きました。
〔月曜会〕
開催日時 5月13日(月) 13:00~
場所 東京駅丸の内南口
出席者 17名
◆今人気の観光スポットになっている赤レンガの東京駅、その丸の内南口付近から描くということで、レンガ壁に、白い石の窓枠や様々なアクセサリー、その複雑な様子に、これは時間のかかるスケッチになると、皆さん結構早くから、スケッチポイントを探し、とりかかりました。
◆講評会では、
① こういう複雑な形の古い洋風建築をきっちりと描くのは、物の形を捉える観察力を養うことに役立つ。
② 北から南に長い箱に、8角形にドームを付け加えた形ということで、長い箱の消失点、目線等の傾向線を踏まえて、全体を考えながら描くことが大切。複雑な窓やドーム等パーツに目を奪われると建物全体の傾向線が狂ってしまう。
③ 描こうとする中心の南口ドームなどをあらかた当たりをつけて、その横幅の何倍、ドームの高さの何倍という風にしていけば、描きたい構図がまとまる。
④ 描きたい中心の部分を、少しきっちりと描けば、後の部分は少しアバウトの方が却って遠近感が出る。
等の講評を頂きました。
■今後の活動
6月例会(土曜会)
6/8(土) 10:00~ 横浜元町公園(エリスマン邸付近)
6月例会(月曜会)
6/10(月)13:00~ 横浜 四季の森公園