2017.3.3.
2017年度 3月度 E-News & songs
Scientist and dual-use technologies(Japan Times 2月8日付)をテーマに取り上げました。
日本学術会議は昨年5月に委員会を設け、軍事研究への不参加を定めた、「日本学術会憲章」などの見直しを進めてきました。 その背景には、防衛省の「安全保障技術研究推進制度」の予算急増があります。 このほど中間報告案が発表され、これに関わる大学などには、国の介入の懸念もあり、軍事研究を否定する中で、その可能性のあるものは、技術的、倫理的に審査する制度の設置を求めています。 発表の席上、委員長の杉田法政大学教授は「防衛政策全体が良いか悪いかは、意見の一致が出来ない分野として、あえて踏み込みはしなかった」と述べられました。 これは科学者が、学術政策のみに限定して提案をしている内容であり、4月13~14日の総会で採決の予定です。
技術の本質はもともとdual-useでmulti-functionであり、これを無理して分離すれば、広範囲にわたる有益な研究が「軍事」の名のもとに、排除されることも考えられます。
日本もこれから便利で、暮らしやすいスマート社会を目指すには、先端技術の開発と利用が求められます。
私たちは、この問題を日本としての制約条件のもと、広い視野から、また国際的にも受け入れられる取り組みが必要ではないかということで、議論を終わることができました。
今日は3カ月に1度のOldiesの日で、2時間ばかりカラオケで懐かしいカントリ‐ウエスタン、スタンダード、ラテンなどを7名参加で楽しみました。 最後は「凛や」で東京都政や所得税申請の裏話,トランプ米大統領の話題を肴に一献かたむけました。
藤本