五十嵐吉彦先生(S38年経卒)のご指導の下、新たに従来スケッチ会の生徒であった佐藤久美子准講師(58年文卒)も加わり、充実した講師陣の下、鉛筆やペンの線と紙の白さを生かした、透明水彩の爽やかな水彩スケッチを目指しています。油彩や日本画に比べて、短時間で、場所をとらず、鉛筆、筆、スケッチブック(F4)透明水彩絵具で手軽に楽しめ、しかも奥が深いものです。気候の良い時は、都内・近郊のお洒落な公園、寺社境内や水辺での風景スケッチ。冬場や雨天は主に丸の内キャンバスで花や果物等の静物スケッチを楽しみます。2時間程度で描き、その後先生からの、次作への反省と励みとなる暖かな講評を受けます。
サークルメンバー全員のスケッチ研鑽のため、毎年3月に作品発表の場として展覧会を開き、1年間に描いた作品から全員が出品することになっています。
スケッチを楽しみたい同窓の方や、そのご家族の入会を歓迎します。
会費無料のお試し入会も大歓迎!!
毎月第二土曜日(原則) 10:00 ~ ―― 土曜会
毎月第二月曜日(原則) 13:30 ~ ―― 月曜会
■11月(第183回)例会
〔土曜会〕
開催日時 11月12日(土) 10:00~
場所 慶應大学 図書館前(三田)
出席者 9名と講師・准講師
◆ 図書館のとんがり帽子の六角形の尖塔と赤レンガと白い石の組み合わさった大きな壁に、少し苦労しました。特に六角形の尖塔の傾向線に惑わされ、窓の連なる背の高い壁の傾向線が描き難く、少し右上がりになったり、左上がりになったり、大変でした。
◆ 講評会におきましては
① 建物が複雑で、遠近法の傾向線が分かりにくいので、注意が必要。特に六角形の尖塔の屋根、3階、2階の傾向線を注意して描く必要がある。
②建物が固くなるので、その手前のヒマラヤ杉やイチョウの木は水をたっぷり使って、柔らかく描き、バランスを採るように。
等の講評を頂きました。
〔月曜会〕
開催日時 11月14日(月) 13:30~
場所 池上 本門寺
出席者 12名と講師・准講師
◆天気予報の降水確率は10%ですが、雲が低く、今にも降りそうな空、天気予報を頼りに池上本門寺境内で、スケッチを始めました。長い石段の上の仁王門から、大堂(本堂?)描く人、大堂前から五重塔を描く人、それぞれ思い思いの位置で描き始めましたが、途中からやはり、雨が降り始めました。強い雨ではなかったので、お寺の深い軒下に移動して、スケッチを続けることができたのは、何よりでした。
◆講評会では
①お寺の屋根を瓦の連なりを、フリーハンドの軽い線で入れ、全体としては白く光らせることで、絵が明るく、さわやかになる。
②深い軒下を、少し強い目に暗くすることで、屋根がよく光って見える。
③この本門寺の柱や軒の垂木は、他の寺社の建物より、少し彩度を落とした渋い赤なので、その分落ち着いて見える。
④バックの紅葉した樹木も、ところどころ白く残して、きらめく感じを大切にする。
等の講評を頂きました。
■今後の活動
月曜会 12月12日(月)13:30~ 東京駅前行幸通りの銀杏並木
土曜会 12月24日(土)10:00~ 青山 外部借り教室 クリスマス関連用品を描く
3月展覧会出品作品の第1回選定