川柳サロン令和7年度1月例会 お題「暦」3句+雑詠1句
1月14日(火) 銀座オフィスで開催。出席 10名 投句のみ 3名
今回、西本心平さんがお試しで参加されました。
津田暹先生より、先生の新しい句集「川柳三昧Ⅲ+風味」と、令和4年にお亡くなりになった奥様 津田と志子様の遺句集「笑顔」の2冊が会員の皆様に贈呈されました。
また、終了後、近くの居酒屋「鍛冶屋文蔵 東銀座店」にて新年会を開催いたしました。
その席で、津田暹先生より令和6年度の年度賞の発表がありました。
正賞 ブラックがホワイト騙り闇を呼ぶ(達夫)
準賞 本を読む菓子を味わうように読む(淑子)
会員の皆さん、今年度の年度賞を目指して、今年も頑張りましょう!
今月のお題「暦」
津田先生の評価+会員よりの得点数
お題「暦」
◎+8点 巻きぐせを残す一月カレンダー(朔弦望)(今回の最高点)
◎+8点 日めくりの相田みつをに励まされ(勝弘)(今回の最高点)
◎+6点 旧暦を今も頼りの野良仕事(朔弦望)○+2点
○+2点 西暦を聞かれ戸惑う誕生日(敬三)
○+2点 太陽と月が暦であった頃(淑子)
○+2点 カレンダー今やスマホでこと足りる(純逸)
今月の学習
1.ホタルイカ暦を告げる能登は春(勝次)、、、中7が苦しい。暦感が薄い。→「ホタルイカの解禁告げる能登は春」
2.カレンダー妻の予定のメモばかり(敬三)、、、「メモ」は省ける。
3.温暖化彩り消えるカレンダー(勝弘)、、、「消える」はない。カレンダーの写真などは四季そのままになっている。→「温暖化彩り合わぬカレンダー」
4.年間予定見ると去年と同じこと(純逸)、、、手帳でも。
5.きょうようときょういくを見て妻安堵(達夫)、、、暦感が無い。
6.暦めく賀状仕上げに追われけり(廸和)、、、「暦めく」と「追われけり」がスッキリしない。→「暦めくり賀状仕上げについ追われ」
7.お正月暦見ながら計立てる(治郎)、、、一年の計は元旦にあり→「元旦に暦見ながら計立てる」
8.忘備策の自作日めくり見忘れる(壽子)、、、「忘備策」は要らない。
9.飲み会を世話役会と書いておく(純逸)、、、暦感が薄い。
10.日めくりの残り少なし押し迫る(一枝)、、、中7と下5が同じ内容。→「日めくりの残り少なく気もそぞろ」
11.日曜の見る笑点に笑いこけ(勝次)、、、「見る」「笑いこけ」を省き、暦感を出す。→「日曜に笑点と書くカレンダー」
12.カレンダー予定を書くは検査の日(一枝)、、、カレンダーは予定を書くもの。→「検査日の予定ばかりのカレンダー」
13.また確認すぐに忘れる週予定(たけお)、、、→「すぐ忘れまたも確認予定表」
14.暑すぎて暦とずれる季節感(治郎)、、、→「暑すぎて狂う暦の季節感」
15.温暖化暦進み季節ステイ(壽子)、、、句意は良いが5・6・6でリズムが取れない。→「温暖化暦剥いでも季はステイ」
雑詠
津田先生の評価+会員よりの得点数
○+8点 逃げアサド民のことなどシリアせん(たけお)(今回の最高点)
○+7点 おすそ分け野菜の虫もお供する(一枝)
○+2点 再びのトランプに寄付トヨタまで(廸和)
○+2点 髙橋の手帳と共に歳重ね(淑子)
○+2点 東山にきりりと丸い冬の月(壽子)
○+1点 薬無くせき止められぬ感染者(純逸)
今月の学習
○ 年賀状余白に手書き生きてるよ(勝弘)、、、句意は結構。下5を「生きている」に。
次回のお題「遠い」(締め切りは2月7日です)
令和7年2月18日(火)銀座オフィスで開催の予定です。
現在例会は原則毎月第2火曜日13時30分から16時30分です。
入会者募集中!
川柳に興味をお持ちの方 是非見学にお越しください。
投句のみのネット会員も募集しています。
ご見学・ご入会等のお問い合わせは、同窓会東京支部( kg_tokyo_soumu@yahoo.co.jp )にお問い合わせください。
指導は昨年 勲章「旭日双光章」を受章された津田暹(すすむ)先生。 全日本川柳協会元理事、雑誌「川柳研究」元編集長及び発行人。
現在世話役 石田達夫(s45)
メンバー 男10名、女性2名+女性1名、男性1名お試し参加中です。