5月度は24日にリモートの集いを行いました。
会合は勝山牧師のお祈りで開始しました
第一部は佐藤一雄さんが深くほれ込んでいる米国カントリーウエスタンの流れを汲むBluegrassというジャンルの音楽について、その歴史と音楽の特長を同じ大ファンである同期メンバー平櫛さんのコメントを交えて解説してもらいました。この音楽は英国の入植者がケンタッキー州やノースキャロライナ州、いわゆるアパラチア地方にもたらしたバイオリンによる民謡とダンスが起源です。英語歌詞がいずれの曲も親しみやすくかつ歌いやすい。ゴスペルも多くごく市民的で、私たちの人生の喜怒哀楽を常に軽快かつ楽観的なリズム感とハーモニで表現しています。日本の懐かしい唱歌、郷土民謡、そして現代の歌謡に通じる響きがあり、単純な循環コードの中で誰もが楽しめる素晴らしいジャンルとのことでした。さっそく2曲を自らのギター伴奏で披露してもらいました。おかげで隠れファンが徐々に増えてきています。いずれか、コロナ禍が終わればいろんなジャンルの音楽会(ジャズ、ハワイアン、等々)を開きたいものです。
5月はリアルでも会合を持ちました。訪問したところは武相荘、白洲次郎夫妻のライフスタイルそのものを垣間見られる「武相荘(ぶあいそう)」は、夫妻が人生の大半をすごした家。長女、牧山桂子氏のアドバイスにより再現された白洲一家のレシピを、白洲家の食堂を中心に当時の息吹を感じながら堪能できる唯一のレストランです。
永尾東さんと木村のぞみさんが企画し、女性を中心に4名が参加し、素晴らしい料理を堪能しました。
第二部はサーロー節子さんが関西学院の招待で上ケ原を訪問し、名誉博士学位と関西学院賞授与式に臨み、その後に講演をしていただきました。2020年に実施予定であったのですが、コロナ禍で延期となり、今月4年ぶりに実現しました。これには40年会からは式典に永尾東さんが代表して参加、ほかにリモートで佐藤、三浦他が参加しました。三浦製作のスライドによって式典の様子や講演の内容、新聞報道記事やその後G7の会合と呼応してのICANのメンバーとして記者会見に臨む姿などの活動を報告しました。節子さんのご主人が関西学院の中学部で教えており、その教え子を中心にこのプロジェクトはボランティアとして活動し昨年には先生の想い出集を出版しました。
40会の皆さんで節子さんの講演内容やG7の声明について議論をしました。まとめると、被爆者のご意見は実体験に基づいた意見であり、やはり我々より厳しいものであることを改めて肌で感じたこと、そして核廃絶を日本が本気で主体的に進めなければならないこと、原点として自分の意のままに力で押し通すことは(あらゆる場面で)許されないということを再確認したことでありました。
この式典のあと、講演会に移りました。お話としては(不十分なまとめですが・・):
1.核抑止力は抑止力になりません。必要悪はあり得ません。
2.感覚として核使用はあり得ない、人道的にあり得ないことをまず世界の人々が感じることが大切です。
3.日本では国会でも街頭でも核の問題を提起していません。海外ではもっと真剣に議論しています。日本の人々はヒロシマでの活動に留まっていませんか。
4.次世代に核廃絶の必要性を説くこと・伝え続けることが大事です。
講演が終了後、南井さん永尾さんが「サーロー節子さんを囲むKG会」代表として節子さんに挨拶をしました。
教え子は実際には17名が出席していました。
(講演会の動画のアドレスが学院からお知らせがある予定です。これをご覧下さい)
6月のリアルの会合の計画については永尾さんがぶらりミニシリーズとして明治神宮の菖蒲の鑑賞とベトナム料理を楽しむ会を計画中で間もなく案内をしますとの報告がありました。
6月13日(火)11:00 アンコールワット代々木店 集合
詳細は永尾東さんよりメール送信済